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2011年新聞・テレビ消滅 (文春新書)

価格: ¥788
カテゴリ: 新書
ブランド: 文藝春秋
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意外にまとも ★★★★☆
 キワモノめいた書名で、叙述も書き出しから情緒的。これはハズレだったかなと思いつつ読み進んでいくうちに、最初の違和感が徐々に消えていった。特に、何度も繰り返される、メディア業界の「コンテンツ――コンテナ――コンベア」の3C段階論は繰り返されるにつれて腑に落ちて、読みながら楽しく反芻することが出来た。メディア業界の最末端に棲息する評者にとっても、新聞・テレビのビジネスモデルがもう時代に合わなくなっていることは重々承知の「現実」。2011年にどうたらということは多分ないだろうけれど、危機意識は十分に共有できる、といったところ。
技術論だけでなく、ユーザーの声を ★★★☆☆
巨大マスコミが踊り場にきているのは誰しも感じていること。
だって面白くないから。
技術的な解説が述べられていて参考になった。
しかし、ユーザーの視点から「つまらない」「他に面白いものがある」現状を
もっと盛り込まれているとわかりやすかったかも。
新聞やテレビが無くなって何がこまるのだろうか? ★★★★☆
著者の本はよく読む。彼の主張に必ずしも全面的に賛成するわけではないが、問題を考えるキッカケになるからだ。
この本もそう。アメリカの例を引き、新聞やテレビといったこれまでマスメディアとして君臨してきたものが、今後衰退していくだろうという、現状を見ればすでに自明のことを、じゃぁ、それで私たちは何が困るんだろうか、ってことを考えさせられた。

新聞やテレビの収益が悪化し、企業としての存在が危ぶまれているけど、従業員やその家族でもない限り、直接迷惑を被るわけではない。むしろ、何十年も企業の繁栄が続くと考えるほうが無理な気がする。

じゃぁ何が困るんだろう?
といったところが、この本ではあまり書かれてない感じがする。権力の監視ってところが重要だと思うんだけど、記述は企業側の視点で、その存続が難しく、今後の新聞社やテレビはどうしたらいいのだろうって言うことが中心。若干、インターネットでの調査報道という記述もあるんだけど、どうも薄い。

私たちにとって読売新聞がなくなろうが、フジテレビがなくなろうが、関係ない。今までマスメディアが果たして来た権力監視の役割を(本当に果たしてきたか確認は必要だけど)、誰が担うのかが大事だと思うんだけど。

話は面白いが実現性は? ★★★☆☆
マスコミ周辺の最新事情を知る上では有益な本だが「これからはこうなる」という部分の信憑性は疑問。

本書はまずろくにマーケティングを行わずに「マス」の力だけで甘い汁をすすってきたマスコミのこれまでを暴き出し、次にそのビジネスシステムの崩壊を消費者の嗜好の変化と技術革新の両面で描く。

「大衆」がいなくなり「小衆」になる、テレビに検索機能がつく、などの話は面白い。しかし新聞社や放送局が倒産し日本のマスコミ事情が劇的に変わる、という話の実現性は疑問だ。確かにアメリカのTVドラマのように映画制作会社が作ったレベルの高いものが日本でも登場すれば従来の番組の人気は下がると思う。しかし日本のバラエティーやドラマがつまらないのは事実だが、日本国民は皆それを喜んで見ているのだ。新聞も同様。つまらないと思っていても日本国民はみんなと同じ新聞が安心なのだ。残念ながら著者が言うようにTVや新聞に有益な情報を求めているに人はまだ少数派に過ぎない。

今度のビジネスチャンスを探る人にはお勧めできる本。
一寸長すぎるのでは ★★★☆☆
これと似た、「ネット帝国主義と日本の敗北」(幻冬舎新書)を先に読んでいたので既読感が
あった。でも「新聞・テレビ…」のほうがくどさを感じた。

1.番組、記事などの中身をコンテンツ、2.番組、記事などをいわば消費者に呈示するような、いわば
容器入りの製品に仕立てあげたのをコンテナ、3.コンテナを消費者まで届ける手段をコンベイという。

これまではマスメディアはこれらの3つの機能を垂直統合し甘い汁を独占していた。しかし、ネット
の出現でコンテナ、コンベイを奪われつつある。特にコンテナを押さえる者が大部分利益を確保できるから
マスメディアには厳しい時代。また、先進国の多くの新聞社は経営危機に直面している。
テレビはyoutube、音楽はi-TunesさらにはSNSのmyspaceで同じように侵食されつつある。
とまあ、こんな内容。

本筋ではないが、興味を持てた点は、
○やらせの「納豆ダイエット」ではスポンサーの花王は1億円の広告費を支出したのにアウトソーシン
グの制作会社は800万円で受注という中間搾取の大きさ。
○市民の記事投稿のオーマイネットは2006年スタート、でも記事の質に問題があって2009年4月には閉鎖

(最後に)
ネットは無料のものが多いとは言っても、新聞、テレビ(番組にもよるが)は安価に入手でき
る良質な情報・知識・娯楽だと思います。