カンタービレとは「歌うように」という音楽の発想記号のひとつ。野田恵こと“のだめ”の奔放なピアノを聴いて、主人公の千秋が感じたひらめきがタイトルになっている。本作の最大のポイントである演奏シーンは、実際のオーケストラの指揮者の指導のもと、東京都交響楽団が見事に音楽で表現している。だから、うまい演奏も下手な演奏も、はっきりと音で違いがわかるのだ。音にうるさい人もぜひ、聞いていただきたい。第3話はもじゃもじゃのティンパニー奏者・真澄ちゃんが登場。のだめと千秋をめぐって恋のバトルを繰り広げる。第4話では、千秋の運命を変える、変態ミルヒ・ホルスタインあらため世界の巨匠シュトレーゼマンの来日。千秋が念願の指揮棒を振るう、第五話を収録。アニメーションだけでなく、音にも注目してほしい、DVDのVol.2。(志田英邦)
コレクション
★★★★★
最近、「のだめカンタービレ」の完結にあたるフィナーレがONエアーされ
懐かしくなってコレクションすることにしました。
素早い対応で感謝します。
見果てぬ夢、未だ追いつけず
★★★☆☆
講談社刊Kiss連載/二ノ宮和子原作
「のだめカンタービレ」TVアニメ第3〜5話を収録したDVD2巻です。
片付け、洗濯、入浴すらまともにしない野田恵(通称・のだめ)が
クラシック音楽の美しさを鮮やかに、そして面白可笑しく魅せてくれます。
音へのこだわりは半端でなく、「のだめオーケストラ」による演奏は圧巻。
(総合4.66/10点)
Lession 3 「打楽器の女王」★★★☆☆5/10点
ヒゲは山形へ帰れ!(笑)イヴデートを敢行すべく、
無駄な労力と下手な小細工で自ら轟沈する二人の恋敵のお馬鹿っぷりに
終始笑わせてくれます。ピアノ、ヴァイオリン、ティンパニの三重奏が
ほとんど描かれなかったのが残念。面倒見の良い千秋の憂鬱と再起の物語です。
Lesson 4 「巨匠ミルヒ登場」★★☆☆☆3/10点
巨匠指揮者は単なるエロ親父?終始非常にふざけた雰囲気のため、
音楽への不真面目さにやや不快感を感じてしまいます。
あくまで仮初めの姿であればいいのですが・・・。指揮科への転科不許可の
真の狙いが描写されることを切望します。今回は単発で観ない方がいいですね。
Lesson 5 「千秋Sオケ指揮」★★★☆☆6/10点
ベートヴェン交響曲イ長調を持って、集団における統率力の重要性を
わかりやすく説き、指揮者たる所以を知る仕上がりになっています。
個々の不手際、協調の無さを批判する千秋に対し、あくまで自然体で包み込む
ミルもとい巨匠シュトレーゼマンの偉大さに感心。オケの音の仕上がりも
微妙に調整されており感嘆。
世界の巨匠が登場
★★★★☆
いよいよ世界の巨匠シュトレーゼマンが登場します
夜は合コンや野球拳でドンチャンさわぎします
どこが巨匠なのか戸惑いますが話がますます面白くなりました
シュトレーゼマンに乾杯です
これを最初に入手し、他が欲しくなりました。
★★★★☆
この巻の見所(聴きどころ)は、第5話のオケのシーンだと思います。
(演奏シーンの静止画に違和感を抱く方には、不満が残るのかもしれませんが)
元々のSオケの音が「ほどほど」にヒドくて笑えましたし、
(ドラマでは異様にヒドさを強調していましたが、
一応千秋真一が在籍しようと思える大学なので、全体のレベルがあそこまで低いとは思えないのです)
指揮者交代で、音が変わるのも実感。
作中の音楽に関しては、同梱のリーフレットに毎回こだわり箇所が記してあって、
これ、とても楽しみにしてます。
巨匠が指揮する直前に発するセリフに、原作と言葉の順序が変えてあるだけで、
主人公の才能がよりハッキリと分かる場面があり、とりわけこの箇所には
原作の内容が咀嚼され、ブラッシュアップしてあることに熱意を感じました。
主要キャラがやっと揃うこの巻、繰り返し見る価値はあります。
シュトレーゼマン登場
★★★★★
ようやく千秋、のだめに続く濃いキャラ、シュトレーゼマンが登場します。
ドラマでは竹中直人がブロンド長髪カツラと作り込みの鼻姿でかなりキワものを
演じていましたが(これはこれで楽しい)、ここでは声優さんが原作のイメージ
に近い良い味を出していた様に思えます。
しかし、シュトレーゼマンは一体が誰がモデルなのでしょうね?
フォンがつくくらいだから昔の名門貴族がご先祖様なのかもしれません。
昔の指揮者だとヘルベルトフォンカラヤンとか、サーゲオルクショルティとか。。
ただ、多くの人が指摘されているようにオケの演奏シーンの静止画の多さはやはり
何とかして欲しかったですね。CG以外での音楽とのシンクロが結構難しい気もし
ますが、これは単に手抜きなのか、技術上の問題と予算の問題なのか。。。
まぁ、中身は笑える内容なので☆の数は五つで。