ハートブレイク・レストラン
★★★☆☆
安心して読めるほんわかミステリーだが、それ以上でもそれ以下でもない。
わくわく感もあまりないし、あっと驚くような展開もない。
マンガを読むような気楽さで読むには最適。
うーん・・・
★★★☆☆
人が死なないミステリーが読みたくて購入。
雰囲気はやわらかくてよいですが
ミステリーかって言われたら微妙です。
憂いのある人に優しいところ
★★★★☆
フリーライターの真以さんが良く行くファミリーレストランは、ちょっと不思議。
立地条件はイマイチ。そして、スタッフは礼儀正しくても、物静かな雰囲気の店内は、
空気がなんとも微妙。
そんなレストランには、真以さんと同じく常連のおばあちゃまいて、ちょっとした謎を
きっかけに仲良くなります。だけど、なんとそのおばあちゃま。ちょっと普通の人では
なかったという・・・・。
さて、真以さんとおばあちゃまコンビのお話の内容は、
・消えた指輪が誕生日ケーキから現れた謎「ケーキと指輪の問題」
・止めたはずの目覚まし時計が、実は壊れていた。その目覚まし時計は、どうやって
鳴っていたのかという謎「走る目覚まし時計の問題」
・キッチリしているお見合い相手の気になる点の謎「不作法なストラップの問題」
・昏倒した男性が意識を失う前に言ったことばの意味は?「靴紐と十五キロの問題」
・強盗犯人に別の場所での目撃者が出てきた謎「ベレー帽と花瓶の問題」
・俳句に隠されたメッセージの謎「ロボットと俳句の問題」
と、6つ。
物腰丁寧で柔らかな雰囲気のおばあちゃまが、とっても可愛いし、事件も日常のちょっと
したことだし、真以さんの片想いが叶うかどうかなんてことも、ちょっぴり絡んできたり
して、ちょっぴりハラハラ。
とっても読みやすい推理モノです。
ホッコリ温かな気分になりたいときにどうぞ。
ちょっと和んで、少しほろり
★★★★★
フリーライターの寺坂真以は、ファミレスを仕事場にしている。
そこで交わされる不思議な話の謎を、同じく常連のハルお婆ちゃんが解決し、真以にこっそり教えてくれる。
一つ一つの短編もテンポ良く面白く、全体のストーリーを通じて、真以が人として成長し、自分に自信を付けていくのも感じられる。
それもこれも、ハルお婆ちゃんの上品な人柄と豊かな人生経験に裏打ちされた言葉があるからこそ人の心に響くのだと思う。
最後に、ハルお婆ちゃんが真以に話しかけてきた理由が明らかになる。
その時の、ハルお婆ちゃんと真以のやりとりの場面は、真以の成長を感じる、“少しほろり”とする場面。
かわいいおばあちゃん探偵の正体は。。。
★★★★★
28歳のフリーライター真以は、
はやっていないファミレスを仕事場がわりにしていた。
そこの常連のかわいいお婆ちゃん、ハルさんは、
不思議な話を聞くと、たちどころに真相を教えてくれる名探偵で。。
日常の謎をとく、かわいいお婆ちゃん探偵ハルさんと
ハルさんを知っているレストランの人々や真以がつくりだす
どこかあたたかい雰囲気が魅力的な連作ミステリでした。
ひとつひとつの謎は日常の謎モノなのですが、
それをとくハルさんがとびっきりの「不思議」な存在です。
そしてラストで明かされる、ハルさんの秘密。
真以の恋。
短編としても、1冊の本としても楽しめる本でした。