現在の家族法の問題を初心者に分かり易く解説
★★★★☆
現在の家族法が抱える問題点を初心者にも分かり易く解説した入門書です。
内容は、子どもの氏名と戸籍、結婚と離婚、離婚とお金、離婚後の親子の交流、親子関係の発生、子ども・高齢者・障害者の保護、死と財産、家族のトラブル解決方法。
入門書ですが、かなり専門的なことも書いてあり、弁護士でも役に立つなあと思うことがある本です。
家族法入門に
★★★★☆
親族という切り口で法律をまとめた一冊。
特に需要は無くとも、現在の社会情勢との齟齬と、論点が理解できる。
家族という概念の変化に応じて法も変わっていくべきなのだ。
判例もついているのが親切。
家族法の法現象
★★★★★
家族法の入門書としては、泉先生や篠塚先生の著作がありますが、本書も入門としては間違いのない一冊です。
また、新書ということもあり、学生だけを対象とした入門書とはひと味違います。
本書は、「家族法」というものを一つの法現象としてとらえているように思います。
解釈論としての記述は薄いですが、ところどころで言及される関係機関・団体の実務の姿勢、法の不備、立法論的視座は大変興味深いものがあります。
是非、手にとって一読していただき、現在の「家族法」について考えてみてください。