読者が「こういう人間関係になったらいいな」という展開をしてくれる不思議さがあるこの作品。基本的には良い人ばかりだからかな。水絵さんは唯一の敵役?水絵さんみたいな母親でよく晴臣はぐれなかったなあ。義父の野口監督や叔父のヒロくんが血はつながらないけどそれに勝るとも劣らない暖かさで包んでくれていたんでしょう、きっと。落ち目女優だった瑤子さんのサクセスストーリーとしても読めますし、業界+恋愛+ホームドラマの融合作品といえます。
撮影のシーンは見ててほんとうにわくわくします。
映画のストーリーである「黄河の果てに」もぜひ読んでみたい!!