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基本講義 債権各論〈2〉不法行為法 (ライブラリ法学基本講義)

価格: ¥2,415
カテゴリ: 単行本
ブランド: 新世社
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初学者から上級者まで使える学生向け教科書 ★★★★★
 既に指摘があるとおり,潮見教授は,『不法行為法』という500頁を超える体系書を書いているが,こちらは学生向け教科書である。
 ですます調で説明は分かりやすく,判例や従来の通説を基礎として書いている。例えば,潮見教授は,「損害」について,損害事実説のうち,事実状態の差とする説を採っているが,本書では,判例や通説の基礎となっている差額説で説明がされている。
 また,因果関係でも,現在では批判が強い相当因果関係説をそれなりの分量で説明している。潮見教授が採っている,保護範囲説を修正する見解は,補論として説明されている。
 本書の索引を除いた頁数は217頁であり,内田民法2(2版)の不法行為部分が214頁であるから,学生向け教科書としてはそれなりの分量がある。
 また,潮見教授の本は,随所に,勉強する姿勢について注意点が書いてあることが多い。本書にも,例えば,「条文の意味だけ分かればいいという考え方は根本的に改めた方がいい,民事法では,類推適用があり,条文の趣旨から解決することがあるのだから。」といった旨の指摘があったりして(本書5頁),参考になると思う。
文句なしです ★★★★★
要件事実を意識して、不法行為の基礎を初学者でもわかるように簡潔に教えてくれる本です。
初学者向けではありますが、最後まで使える。本当に良書だと思います。
要件事実について触れているというだけで基本書を選ぶのはどうかと思いますが、本書はそれ以外の記述でも、これといって駄目な点が見当たらないです。
定番はやはり内田民法でしょうが、要件効果が薄いと一般に言われており、不法行為に関して言えば本書がいいライバルになるのではないでしょうか。
ただ、要件事実はロースクールで勉強しますので、要件効果が薄いとしても内田民法が良書なのは変わりません。
読み比べてみて自分に合うと思う方を選ぶことをお勧めします。
わかりやすいです ★★★★★
ですます体でかかれた珍しい法律本です。

不法行為について要件事実を前面に押し出して議論を進めています。
各賞の初めに、その章の問題が典型的に現れる事例を紹介していますので、本に引き込まれながら読み進めることができました。

不法行為法を概観した後、製造物責任法・自賠責法にも突っこんでありますので、周辺知識も含めて学習できました。
要件事実不法行為法の本です ★★★★★
しがない弁護士ですが、いや、この本には感動しました。久々です。
民法学者が、手続き法も完璧に視野に入れて、統合的に説明しようとしているだけでも感涙物ですが、この本は、それに終わらない。
不法行為の要件事実、主張立証命題、責任の分配を実に明確に摘示してくれています。

715条,717条あたりはほとんどの先生方にとってもとても使いやすいと思います。
研修所の要件事実本が、このあたり放っておいて有る以上、今現在、これより他の本としては大江先生のご本くらいでしょうが、はっきり言ってこの本の方が良くできています。

不法行為の基本書として読むとがっかりしますが(論理が薄い。仕方がないです。学部の教科書ですから)要件事実本として読むと感動します。
絶対のお勧め

コンパクト&クリア ★★★★★
今一番新しくて分厚い債権法・不法行為の著作のある潮見先生の初学者向け教科書です。不法行為は深く勉強しすぎると、刑法総論よりも重たい分野ですが、本書はコンパクトで、横書き2色刷りで見やすく、文末は「です・ます」・・・随分と「取り付き易さ」に配慮されてます。私は企業で法務関係の仕事をしてますが、特殊な事例を除き、本書を超える法理論が実務で求められることは無いでしょう。もちろん、賠償額の算定方法、証拠の収集方法、判例、より高度な体系書は必要に応じて勉強しなければならないでしょうが、不法行為法の知識として十分な情報量を本書は確保しています。同じシリーズに同著者の「債権各論1」も予定されてるようですが、楽しみです。潮見先生のテキストで家族法を含む民法全般が揃うとウレシイのですが・・・