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システム・シンキング入門 (日経文庫)

価格: ¥872
カテゴリ: 新書
ブランド: 日本経済新聞社
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システムシンキングの雰囲気がつかめる一冊 ★★★☆☆
定量分析の本(「定量分析実践講座―ケースで学ぶ意思決定の手法」)で紹介されていたので、気になったので読んでみた。

システム・シンキングの考え方、因果ループ図の描き方が分かる本。
基本的な5つの型については、演習問題形式となっており理解を助けている。
ただ、ところどころ「それホントかな?」という因果ループ図の記述があったりして、納得感は少し低め。

詳しく理解するためには、本書に挙げられている参考書籍等を読む必要がありそうだ。
★モノゴトの因果関係を論理的に理解できる一冊 ★★★★★
本書が教えることの第一は、モノゴトを見る際に、1)表面的な現象レベル、2)定量的な時系列のパターンレベル、3)因果関係を記述した構造レベル、4)奥底に潜むメンタルモデルレベル という4つの階層で捉えることである。
第二は、前述3)の構造を記述する際に、ポジティブ(拡張型)フィードバックループと、ネガティブ(バランス型)フィードバックループと、それらに時間遅れ系を加えれば、ほとんどどんな種類の現象も表現できてしまうことである。(但し、厳密にはストック変数とフロー変数の区別は必要)
第三は、このように記述できた問題の解決策として、1)結果の近くで原因を探すことなく源流で対策を講じること、2)行動や意思決定の中期的インパクトを考慮すること、3)ボトルネックを探して制約条件を取り除くこと、4)先入観に捉われずに意思決定を切り離すこと、が挙げられている。
第四は、実践活用法として外部環境の変化も構造モデルに取り込んで分析し、システム全体の視点から最適な戦略を検討すること、そして強みが好循環となるような仕組みを作り上げることである。
第五は、メンタルモデル(モノの見方)に関しても固定的に考えることなく、常に前提を問い直す姿勢を忘れず、将来を見通せるような訓練をし続けることである。
複雑な世の中の事象を考えていこうとした時に、分野に関わらず必要となるシステムダイナミクス的な考え方を、具体的な事例も交えて判りやすくコンパクトに解説した貴重な一冊である。
ミントの次はこれ ★★★★★
 MECEやロジックツリーは非常に有効な思考ツールです。しかし、それだけで問題の全体像を掴むことは、なかなか難しいという実感を持っている人は多いのではないでしょうか。そんなとき、システムシンキングは一つの解決策となります。問題の全体構造や要素の関係性に着目し、時間の経過による事態の変化について考えることで、全体を見据えた正しい意思決定が可能になります。
 本書はシステムシンキングについて、非常に解り易く解説しています。必要十分な情報は全て記載されており、これ1冊で、一通りのことは理解できます。その他のシステムシンキング関連本(練習問題等)を手に取る前に一読しておくと、システムシンキングについてより理解が深まると思います。
思考法レボリューション ★★★★★
 石油危機が起こる前、世界経済は全面的に成長を続けていました。そんな中、理系の名門として知られるMITが、ある研究を行います。地球資源と人類の発展が、いつまで続くのか、論理的に解き明かそうと試みたのです。そのシミュレーションのために作ったコンピュータプログラムが、システムシンキングの卵となりました。
 原因が結果を生み、それが派生して新たな原因を作る、という因果の波及・連鎖をあぶり出す。これがシステム・シンキングの特徴です。全体を俯瞰でき、未来に起こりうる事件を予測するためには、とても有効な思考方法です。ロジカル思考のMECEやロジックツリーを知っているならば、すぐに応用が利くかと思われます。
 ひとあじ違う『切れ者』になるために、ぜひとも本書をお読みください。安くて薄くて、たいへん分かり易く解説されております。巻末のブックガイドも頼もしいです。
なるほど、図表にすれば ★★★★☆
要素間の関連や時間に依存した性質を持つシステム。要素還元的な分析方法では解けない問題を、システムとしてとらえ分析するシステム・シンキング。その技法を紹介した本です。システム・シンキングの基本的な考え方、因果ループなどの分析図の作り方、見方、分析方法の説明、因果ループなどで見る世の中でよくある発生する問題のパターンと、その対処方法等が説明されています。

システム・シンキングの本は初めて読みましたが、分かりやすかったです。入門書として、かなりGOODでした。練習問題は少なめです。参考文献の解説も丁寧です。