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おだんごぱん―ロシアの昔話 (日本傑作絵本シリーズ)

価格: ¥1,260
カテゴリ: 大型本
ブランド: 福音館書店
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穏やかな文章と穏やかな絵と…… こわーい結末。 ★★★★☆
 おばあさんがこしらえた「おだんごぱん」という不思議な、でもおいしそうな丸いものは、ころころころがって家を出ていってしまう。そのおだんごぱんの歌は心地よいリフレインで、読んでいるだけで眠気を誘われます。いろんな動物と出会って出しぬいて、いい気分のおだんごぱん。でも、きつねの方が一枚上手だった…… 。
 ぱくっと食べられて、はっと夢からさめたようになります。民話はいきなり、こわーい終わりがやってくる。でも、あー、食べられちゃった、というシンプルさが、子どもには快感なのかも。それにしても、どんな味がしたのでしょうか?
おだんごぱん ★★★★☆
ロシアの昔話なので、暖炉でパンを焼いたりするお話と思っておりましたが、御爺さんが「何か美味しい物を食べたい。」その言葉で御婆さんが少ない粉をゴシゴシかいてパンを作り、そのパンの旅のお話でした。色々な動物達と出会いの、楽しくてチョッピリと切ないお話。もう少し絵がはっきりとしていたら・・色が綺麗な方がよい様な・・・でも、あのボンヤリとした色合いが良いのかもしれませんね!是非、おだんごぱんと一緒に旅をしてみては如何でしょうかねッ!
やっぱり好きなおはなし ★★★★★
 子どもと絵本を買いにいきました。
どの本がいいかとかなり迷っていたので、
私は子どもの頃好きだった本をすすめました。

家に帰って早速よんであげると・・・
「もう一回。」と。
そしてもう一度読んであげると・・・
「お願い、もう一回!」と。
3回目が終わると、今度は自分で読んでいました。

なんとも(@_@;) 私が好きだった理由が今なんとなく
分かった気がしました!
きっと虜になるおはなしに違いありませんよ♪
どういうわけだか面白かったようです ★★★★☆
小学生向けの読み聞かせで使いました。
おだんごぱんが作られるまでと、その後いろいろな動物に関わっては逃げ出すところの場面の切り替わりは連続性がないように思え、独特な雰囲気の挿絵でしたし、オチも「あ、そうなの?」という展開でしたから、ある程度の読み方の工夫がいるように考えていましたが、それでも子供達がウケるかどうかが不安でした。

ですが、何故か子供達には大ウケ。
最初のおだんごぱんが作られるまでの間、口をポカンと開けて静かに展開を見守っていた子供達でしたが、途中からおだんごぱんを食べようとする動物が現れてからは、あちらこちらから「またあの歌歌うにきまってる〜」ですとか「あ、また逃げた〜」なんて笑い声とともに声が挙がりました。
しばらくの間、何人かの子供達は「またおだんごぱん読んでくれる?」と話に来てくれたり、お母様の間からも「相当面白かったみたいで、家でも話をしてくれた」という声を聞かせて貰ったので、私が不思議に思うくらい、子供達の印象に残ったようです。

因みにオチまでは、他の動物からも逃げてきたときの調子で読み進め、最後のページだけさらっと読むと、子供達は「ええぇ〜ッ!?」となるようです。
「パンはころころ」をお薦めしたい! ★★☆☆☆
同じ話の再話ですが、「パンはころころーロシアのものがたり」の
唄うような訳文、効果的なその配置、躍動感のある絵、左から右へ逃げて行くつながり・・
2冊をくらべてみると、おだんごぱんの絵は死んでるかのようにみえるのですが・・。