みなさんのレビューと同様、料理への向き合い方が変わった素晴らしい本です。
料理の基本を、所帯じみず、お洒落に美しくまとめてくれています。
時間のあるときにじっくり読み返しては、初心にたちかえって丁寧に作ろうと思う本。

私はこの本を読んで台所を整理しましたし、バットを買い揃えて活用しはじめました。
有元さんのおすすめするような、塊肉はなかなか手が出ずに買えませんが、いつか・・・と憧れを持ちながら読んでいます。

イタリアで出会ったパスタのコツ、の文章は我が家のパスタに革命を起こしました。
他にも、たくさんの文章がそれぞれとっても役に立ちますので、じっくり読んで大切にしていこうと思います。（ただ、料理本としてはイザ慌ただしいときに使いにくいのと、ページが接着面からボロッと外れやすくテープで補修しながら使っているため、☆４つです）

　少しのことで料理がおいしくなる裏技満載です。
本当に勝手よかった。
そして最後のへんに載っている言葉。
心にしみました。

こんなことを知りたかった！ではなく、
こんな事知らなかったことを知らなかった！
と思える一冊。
すっきりと見やすいページで写真も豊富。

料理をしながらキッチンで読むよりも
ゆっくり椅子に座って読むことをお勧めします。
料理の基本的技術についてももちろんですが
料理をするときに大切な事を学べます。

それは楽しむこと、愛すること、自由なこと

この本からはそんなことが伝わってきます。
この本を読んだ後は、料理のことだけではなく
自分の人生に対する姿勢が見直せた気がします。

料理について勉強したいけど、学校に通うようなお金も時間もない・・・そんなときに図書館で出会ったのがこの本でした。
「調理台や冷蔵庫のスペースをあけておく」「鍋はよく熱しておく」・・この一見かんたんな事を「なぜそうするのか？」をきっちり説明してくれて、納得させてくれます。
料理の方も、たくさんの調味料を使ったりしないで（料理によっては使うこともありますが）ごくシンプルな味付けです。
シチューは市販のルゥを使うよりもあっさりして美味しかった！
結局2回ほど借りた後、購入しました。

料理だけでなく生活の仕方にも影響を与えてくた本です。

レシピの写真が大きく作り方の活字が小さいので、ざっと眺めるだけで終えてしまいそうですが、その小さい活字を見落とさないでほしい。著者が実にていねいに料理の基本をおさえた説明をしています。どのレシピも簡単で美味しいものばかりですので気軽に作ることができ、おのずと料理の基本を身につけることができそうです。