大人になっていく少女たち
★★★★★
メグ、ジョー、べス、エイミー。第2巻では、この4人の少女たちが、それぞれの立場で、戸惑いながらも一歩一歩大人の女性へと成長していく姿が描かれます。
作家として食べていくため、奮闘するジョー。作家の卵として奮闘しながらも、一人の女性として他人の幸せには羨望も感じ、「ああ、自分はこのままオールドミスになるんだ!」と絶望的になったりもします。・・何だか気持ちがすごくよく分かります(笑)。
印象的なのはメグの新婚生活。新妻ならば誰しもやってしまいそうな失敗や、夫とのいさかい。抱える悩みや、夫婦の間に起こる問題は、現代の女性にとっても変わらないと感じますし、非常に共感できます。エイミーの、本当の自分と自分の幸せ探しの経過も、うんうん、としっくりうなずけます。
べスについては、多くを書きません。ぜひ本文を読んでみてください。
20代半ばくらいで本書を読むと、かつての自分、今の自分、そしてこれからの自分、沢山の自分を発見し、共感しまくりだと思いますし、また、結婚生活については勉強になると思います。
1巻は読んだけど、それっきり、というあなた!ぜひこの新装版刊行を機に、4巻まで読んでみてください!この体験が、一生の宝物になるかもしれませんよ。