森林療法の根幹の分かる本
★★★★★
最近森林浴に科学的な意味付けをした森林セラピー、そして1歩も2歩も深め療法として確立された森林療法について目にする機会が増えました。森林の持つ力を見直す時期なんだと思います。
ただ、目にしても実際に触れる機会はまだまだ稀と言えます。
この本は著者が実践した実例に基づいて記述されており、概念とか概論と言う空想上の森林療法ではない「生きた森林療法」に触れる事の出きる本だと思います。
この本にはセラピストの心構えまで書かれており、筆者の森林療法にかける真摯な思いが伝わって来ます。セラピストは権威ある先生ではなく、ある意味おもてなしの心が必要、そう筆者が語っているような気がしました。