株取引に引き寄せて読む
★★★★☆
株の取引を初めて,まだそんなに経験値があるわけではないが,
いくつかの林先生の書籍を読んできて,やはり一度,先生の原
点である「商品取引」についての本を読まねばなるまい,そう
考えて購入した。
商品取引のルール等,よく知らない事があり,全てを良く理解
できたとは言えないが,それでもやはり,相場と言うものに関
しては,至言の詰まった本であると思う。
一度読まれることをお薦めしたい。
基本の奥義書
★★★★★
本棚の整理をしていて見つけ、十年ぶりに再読しました。
手書きの場帖をつける。
手描きの終値折れ線グラフを描く。
手書きの玉帖をつける。
これらは投機家の基本であり、決して疎かにしてはならないことです。
私はシステムトレーダーですし、イージーランゲージでプログラムした売買に従っていますが、それでも全てを手書きでつけていくことは非常に大事なことだと再認識させられました。
昨今は、PC上で様々なチャートが見れたり、無料の売買検証ソフトもありますが、そんな時代であっても、手書きの大切さが失われることはないでしょう。
往年の傑作!
★★★★☆
発行年度がかなり古いので、現在の国内CXのシステムと照らし合わせて全く役に立たないのでは?と思いましたが、この本には商品先物取引、そもそも投資を行ううえでの心構えが書かれており、読み進めていくうちに個々の詳細の事情や背景は変わっていくにしても、投資の本質、物事の本質というのは変わらないものだなと思いました。
内容も堅苦しい内容が困難な技術的な話に終始するのかと思いましたが、実例や筆者の身近な体験談や事例を元に分かりやすく書かれているので、サクサクと読み進めていけます。
玉帳、場帳、グラフを手書きで行うというのは相場感覚を身につける上で非常に重要なのは言うこともないのですが、中々実践する上で時間が取れない。。。
流石にコンピュータの下りはマイコン世代の話からパソコン一個人所有の現代と比べると時代を感じます。
上記のような相場を行う上でのアナログ的なツールを、補助的な意味で補う目的でコンピュータを利用するのは有りだと思っています。
相場初心者には少しきついけれども、ある程度相場を齧ったことのある人、株式などの相場はあるけれども、商品先物は何となくダークなイメージがあって取っつけなかった方々。
すべての方に参考になる本だと思います。
オススメの一冊です。
相場の天才には不要の本。
★★★★★
この本は商品相場だけじゃなく、様々な相場に適応できると思う。(実際自分はFXをやっているし。)そしてこの本は相場の天才は読まなくていいと思う。が、自分みたいな才能がなくても相場をやっていきたいと思う人は必須の本だと思う。
相場をやっていくのに必要な能力として著者は次の2点を挙げている。
1変動感覚
この本には変動感覚の養成の仕方が具体的に書かれている。大雑把に言うと、場帖とそのグラフを手書きで書くべきと書かれている。やるまえは「手書きでするなんて時代錯誤」と思っていた。が、そんな事を言える状況じゃなかったので本当に藁をも掴む思いで手書きでやってみると、やった者にしか分からないものが見え、感じれてくる。自分は今では相場の呼吸みたいなものを感じれるようになった。
2玉の操作
本書ではナンピンの重要性が書かれている。巷に溢れている本には「ナンピンは危険だ」とよく書かれている。しかし手書きで場帖やグラフを作成して変動感覚を養成してしまえば、ナンピンが平均値を有利にもっていく、当て屋にならなくて済むなど危険どころか有利以外の何物でもないことが分かる。
1、2が共にできるようになると予想もしなくていいから、新聞も読まなくてよくなる。ただ、気をつけるのはストップオーダーを絶対に入れること。
自分はFXをやっていて、この本のおかげで損を取り返し利益が出るところまできている。林輝太郎氏には心から感謝している。
相場師必読書
★★★★☆
商品相場の基本的な考え方・手法等が確認できる。
商品相場に関わるなら一読すべきだと思う。
星4つの理由は実際に商品相場のみで生活している者には物足りない内容になっている。
それでも『商品相場の技術』を読む前に一読して損は無い。
発行年数の古さから避けている方も一読してほしい。
どれだけ月日が流れても相場の本質は変わらない事を実感してほしい。