保険あり
★☆☆☆☆
片足をなくしたのは株のことばかりに気をとられていたからだし無職になったのは47歳くらいで彼の時代は55歳定年時代で障害者年金も恐らくもらえたでしょう。絶賛が多いのでプロになることに対して慎重にという意味であえて評価1とさせていただきました。相場についていいこともかなり書いておられますがその反面あまりよくないことも書かれてあります。。
投資関連で推奨できる本は、本書と林輝太郎氏の本だけ
★★★★★
株一筋(NECとパイオニア)で生計を立て資金を増やしてきた著者だからこそ書ける、投資技術の磨き方の本。
投資本を複数読んできたが、役に立ったと思える本は立花義正氏(本書)と林輝太郎氏の本だけ。
他の『○億円儲かる』などの題名の付いた本は、「儲けよう」という欲望をかきたてるだけで実践的な売買方法については触れず、「これらの本に従って投資を行えば資金をなくして市場から撤退する可能性が高い」という意味で有害ですらある。
本書でもっとも強調されていることは、「投資を実際に行いながら投資技術を高める」ということだ。
つまり、この本を読んですぐに自分の投資技術が高まるわけではない。
「投資技術を高めるためには2年以上の経験が必要」と言っているので、「実際に投資技術を高めるためには相当な努力が必要」ということになる。
投資技術を高める方法が書かれた本書は、投資で痛い目を見てきた投資家が投資という航海を進めていく中で一筋の方向を指し示してくれていると思う。
脱アマ相場師列伝―具体的な売買法と練習上達について
無名の相場師
★★★★★
立花義正さんは無名の相場師?です。
その方が唯一、この世に残したのがこの本です。
場帖?手書きグラフ?そんなの古臭いよ、と思われるかもしれません。しかし、実践してだまって1銘柄を6ヶ月つけてみてください。立花さんが言っている感じというのが分かってきます。やってみて初めて分かることです。
株は勉強することが利益につながるのではなく、こんな馬鹿げた地味だと思われることの積み重ねだとわかりました。
1年で20%の利益を13年続ければ、当初資金の10倍になります。その達成のために、地味により確実に資金を増やす方法を考えねばなりません。大欲は無欲に似たりというのは、大きな野望を持っている人こそ、地味で目立たないようにするという意味だと最近思います。
当て方は決して上手く慣れませんが、やり方は上手くなることが出来ます。
昨年、8月から始めて、練習の身ですが、15%の利益を出すことが出来ました。課題は沢山ありますが、なんといっても自分の努力で出した利益はそれまでになかったうれしさがあります。
前に林先生に教えを乞いに行ったときに
「大相場師というのは、目立たないけど、死ぬまでにそこそこの財産を残せた人のことをいうのだと思うよ。」といわれました。
これからも精進していきたいと思います。
市場に売買の技法というものがあり、それはいくつかの優れた山になってそびえている。そのたくさんの山の基本は、すべて分割売買である。自分はひとつの山を登りつつあった。しかし、ほかにも優れた山がいくつもあった。が、いまから他の山に登ろうとは思わない。自分の山だってなかなか良いではないか。
・・・中略・・・
読者のみなさんは、おそらく山を登りかけているでしょう。その道は分割売買以外にはない。分割売買でさえあれば、どんな道でも迷うことはなく、踏み外す恐れもない。
しかし、決して平坦ではなく、胸突八丁のつらさもあるし、泣きたくなるようなこともあると思うが、耐えなければならない。
そうすれば必ず上の階段に登れる。
迷いの霧を過ぎれば、明るい太陽と美しい景色がみられるのだ。
「本文より抜粋」
古典ですね。
★★★☆☆
長く出版され続けている、今となっては相場の古典と言ってよいかもしれない書籍。
さまざまな書籍で、
相場を張ることの心理的難しさ・相場での心理面の重要性が説かれている一方、
この本では
そのような問題を解決するための具体的な手法が掲載されている。
(ためしの反対玉を入れるe.t.c.)
個人的には大変勉強になった。
ただし、決して分かり易い書き方はなされていない。
散文、随筆形式なので繰り返し読まないとポイントが分からない。
(読めば読むほど良さが分かるという言い方もできるが・・・)
広く他人に推薦するには難のある作品。
なので★×3の評価とさせていただきました。
古典的名著
★★★★★
本書はたしかに著者が相場を張っていた時代(昭和30〜50年代)を考えると古いといわざるをえない
しかしながら本書には個人投資家が相場を張る上においてもっとも重要なこと、その本質が書かれていると私は思う
”知識偏重の当て屋ではなく、相場を張るという実践の中で技術を磨くこと”
一言で表せば簡単明瞭で至極もっともなことだが私を含めて多くの投資家が本当に出来ているとはいえないのではないだろうか!?
とくに情報が氾濫する現代においては各種の媒体を通して投資家は必要以上に知識を習得することに執心してしまいがちである
そして一度覚えた知識はなかなか捨て去ることができないものだ
著者はそれを自身の失敗を詳らかにすることで、投資家への戒めとして本書で説いてくれている
著者を不要に盲信し褒め称えるつもりは毛頭ないが、それでも私は著者の親切心に頭が下がる思いである
本書は真摯に相場師を目指す個人投資家必読の書として是非推薦したい!
私は本書を古典的名著ということあれども、死んだ化石のような扱いをされる書では決してないことを強く主張する