歴史は多面的に見なければいけない
★★★★☆
第二巻のレビューで書いたことだが、私は「大久保利通暗殺」までしか詳しく知らない。だから、第三巻は始まりから終わりまで学校の授業でしか触れたことがなかった。
学校の授業でしか知らないことばかりだったので、読んでいて驚かされることばかりだった。たとえば、条約改正問題、日清戦争などだ。
学校の授業だとほんの2,3行で済まされていた。しかし、実際は(当たり前のことだが)そんなに簡単にいくものではない。分かっているつもりだったが、それでも驚かされた。
「歴史は一面ではなく、多面的に見なければいけない」と思っている。今回はそれを再認識させられた。