また、歴史もの特に幕末と太平洋戦争時代が好きなのでこの本を、
1巻から全部読んでいます。この巻で不思議に思ったのが、シース
パローを惜しまず発射していますが、この時代では補給はできない
のではないかと思います。通常の弾薬であれば、何とかなるかもし
れませんが、これは無理だろうと思います。これからの展開が心配
でもあり、楽しみです。
仮に自分の親兄弟や恋人を助ける事が出来る状態で「歴史が変わるから」と言って助けるのを諦められる人間は居るだろうか?
最悪の戦争だったからこそ、「変えたい」と思う草加少佐や菊池三佐の気持ちを傲慢だと言えるのだろうか?
過ちを正したいと言うのは誰にでもある事だ。
いろんな意味でより深く濃密な対決を余儀なくされる本巻の見所は人間同士の思想戦。
誰一人、どの国も利害無くしては動けないのだから。
映画を見ている様な感動と臨場感は、この作品の最大の魅力ですが、
確実に本巻は、その特徴がよく出ている傑作です。
前巻まで購入して、本巻の購入を躊躇されている方には、
是非とも購入をオススメします。