『Atomic Heart』というタイトルは、アルバム全体を通して散りばめられた科学的な雰囲気に由来している。センチメンタルさ、ロマンチックさといった人間の柔らかい感情をくり抜き、人間を1つの生物、物質として冷静に分析した。本作の詞は、今までのミスチルにない「無機質な魅力」を醸しだしている。
どの曲もサイケでセクシーであり、実験的なサウンドや仕掛けもおもしろく仕上がっている。それでいながら、大ヒットシングル曲<4><6>をはじめ<12>など、ミスチルならではのジンとくる、ほのぼのサウンドもきちんと押さえているところが心憎い。(生野 舞)
ミスチルといったらこのアルバム!!
★★★★★
このアルバム以降のミスチルのアルバムは全部聴いたが、やはりこのアルバムがミスチルの中で1番いいと思った。
Dance Dance Danceやラブコネクションなど、今のミスチルにはないカッコイイ曲が収録されているのもいい。
発売から15年以上たつが、全然飽きずに今だにリピートしている。
何というか近年のミスチルのアルバムは、生温いアルバムが多いというか、聴いていて飽きてしまう作品が多い。
やっぱり90年代のアルバムの方がいいな。
まだ粗削り?な印象
★★★★☆
Mr.childrenを一躍トップへと押し上げた大ヒットアルバムとしてあまりに有名な一作。
ただ、アルバムとしての完成度の高さで評価を得た後の作品と比べるとまだ発展途上な印象は否めず、はっきり言って「エイジア」が一つだけ妙に毛色が違うせいでいらない。
全体的な印象としては「ボレロ」に近い。一部を除く一曲一曲がシングル曲のように独立したものとして存在感を示しており、まるでベストアルバムを聴いているような感覚になる。
「DANCE DANCE DANCE」や「Round About」のように当時の時代を感じるような曲もいくつかあり、普遍的な世界観が印象強い現在のミスチルとは違う初期の面影がまだ見え隠れします。
お勧めの曲は「クラスメイト」、「雨のち晴れ」、「Round About〜孤独の肖像〜」、「Over」、「innocent world」「CROSS ROAD」です。Round Aboutは今の時代には二度と出ない曲だと思いますので聴く価値ありです。後に出た名作のように捨て曲なし全てお勧めとは言えませんが、ベストアルバムでは聴けない隠れた名曲を探すためや入門編としてはお勧めです。
雨のち晴れ
★★★★★
あれ「雨のち晴れ」ってこんなに良い曲だったっけ?
YouTubeがきっかけで、10年ぶりにこのアルバムを聴き直した感想です。
今さらミスチルについて語るのも…part2
★★★★★
CROSS ROADが、たまたま観ていたドラマの主題歌だったので、いい曲だなとは思ってはいたものの、その後イノセントワールドのメガヒット、そして当時、桜井君が、語っていたサザンやユーミンくらい売れるアルバムを作ると…。小林武史と制作した、このアルバムは、その通りとなり売れに売れた。コマーシャルとのタイアップもあり、15秒で分かる名曲づくりが始まり、このアルバムから国民的バンドへ成長した。それだけ売れたアルバムなので全て名曲なのだが特に好きな曲はOVERだ。夕暮れ時に聴く、この曲は何と切ない事か。名誉も地位も手に入れた彼らは試行錯誤の末、深海へと深く深く潜っていく。そして沖へ上がった頃には、誰もが知る、Mr.Children。カラオケ屋では必ず誰かが歌ってて、数え切れないほどのヒット曲。その後の活躍は、みんなの知るところだろう。
「ミスチル現象」真っ只中
★★★★★
現在のMr.Childrenファンで「ミスチル現象」当時の、このアルバムは好きじゃない・古くさいと言っている人がいるが......何を言っているんでしょう?
この頃のMr.Childrenこそが正真正銘の「Mr.Children」です。