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それでもボクはやってない スタンダード・エディション [DVD]

価格: ¥3,990
カテゴリ: DVD
ブランド: 東宝
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   周防正行監督が10年のブランクを経て完成させ、これまでの作風を一変させた社会派の1作。電車内で痴漢の容疑をかけられた青年が、無実を訴え続けるも、証拠不十分のために起訴されて裁判で闘い続けることになる。監督が痴漢冤罪事件を取材して練り上げた物語だけあって、細部まで綿密にリアルな展開。これまでの裁判映画では描ききれなかったシーンがいくつも登場し、最後まで観る者を惹きつけて離さない作りになっている。
   留置場での日常は、経験していない人には驚きの連続だが、最もショックなのは「疑わしき者は有罪」という警察や裁判所側の姿勢。取り調べでの自白強要はともかく、冷静に判断しそうになった裁判官が急に左遷されてしまうエピソードが強烈だ。被告人の青年役を演じる加瀬亮を中心に、キャスト陣もそれぞれの役を好演。電車内での痴漢に関わらず、ちょっとした運命によって、その後の人生が一変してしまう怖さは、本作を観た人すべてが感じるはずだ。(斉藤博昭)
これは恐ろしいお話だということです。 ★★★☆☆
DVDをレンタルし、劇場では未見でした。
周防監督久々の新作(映画は)でしたし、従来の作品も非常に興味深いものでしたので楽しみに観ました。

率直な感想としては、「滅入る」という言葉が適当でしょうか。監督の演出は勿論、役者が上手い。(というのも名バイプレイヤーのオールスターなのです)淡々とした描写ではありますが、それが現実の法廷を物語っており、事実ここまで否認を続けたり、意思を貫く人はごく僅かだというのが現実ではあると思いますが、否認したらこうなりますよという国家権力の圧力や頼りと思っていた弁護士が最後には権力の前にどうすることもないという悲しい現実も露呈します。

自分がこうなってしまった場合を考えると、とても怖く、そして誰もが犯罪意識をもっていなくても(交通事故等)その一人になってしまうことがありうるという事。この国は推定無罪と言う言葉にあまり意味はありません。拘置所に入ってしまえば犯罪者という意識で見られるのです。海外の方がこの作品を観て笑ったと言われてますが、我々日本人には冗談ではない現実です。
明日はわが身。 ★★★★☆
ものすごく地味〜で長〜い映画です。
余計な演出もなく、淡々と個人の感情を描いています。
しかし何故かかなり引き込まれてしまいました。

いくら無罪を主張しようとも、理不尽な刑事裁判には勝てない。
結局は女性の言い分だけでおかしなことがまかり通ってしまう。
嫌な世の中です。

実際にこのような冤罪被害にあわれた方がいると思うとやりきれませんね。
そしてこの事件が「明日はわが身」であるところが非常に怖いです。
電車に乗りたくなくなる映画です・・・。
裁判員裁判になってどうなるのだろう ★★★★★
理不尽さに、画面を見ながら叫びだしたくなる映画である。
しかし、少し冷静になってみると、被疑者側からではなく、
被害を訴えた側から、この映画を描いたらどうなるだろうとの思いをを強くする。
人間は、異様にカンタンに感情移入する動物だから。

裁判員制度が始まって、今日、2010年5月30日の新聞に、
裁判は厳罰化野芥岡豊にあるとの記事が出ていた。裁判が裁判員の
心理誘導戦の場の成ったりしませんように。そこに心理学者や、
精神分析家が加わって、余計なことをしませんように。
日本の裁判の現実 ★★★★☆
裁判を通して日本の現実を淡々と示した秀作。
だから最後までスッキリしない。重たい。

被告人に焦点を当てている手法が良く
裁判の様子などは非常にリアルで勉強になる。

『裁判の問題点が浮き彫りになっているけど
真の犯人は警察や検察、裁判所なのだろうか…』

そんなことを考えていたらハマってしまい
難しい問題なだけに考えさせられました。

主演の加瀬さんの演技はすごくリアルで自然。
最後の法廷での語りの場面などは秀逸です。

無知は損だなと思い知らされる日本社会。
一度観て思い知った方が良いかもしれません。
日本の裁判制度は恐ろしい。痴漢冤罪だけは勘弁してほしい。 ★★★★☆
警察が容疑者を「疑って」かかるのは国民にとっては嫌なものだが、まだ多少は理解できる。
しかし裁判官が自分の立場を守るために警察の主張を鵜呑みにしたり、政府の主張を支持
したりするとしたら、これほど恐ろしいものはない。
現実が映画の内容に近いものだとしたら、早急に裁判制度を変えていく必要があると思った。
現に裁判員制度が出来たのもこのような背景があったのかなとも思う。

それと痴漢冤罪だけは勘弁してほしいですね。ちょっと立ち直れない程の打撃を受ける。
満員電車に乗るときは両手で吊革を持つ人も多いですね。

映画の出来だが、裁判官を憎むようにやや煽っているところもあると思うが、日本の裁判制度
について考えることに集中できるように、良く作り込まれた内容になっている。おすすめ。