イタリアっぽい?
★★★★☆
イタリアってファッションの国&オペラの国だと思ってました。
という意味でイタリアっぽいカルチャーが入り込んでいるエピソードがたくさんあります。
オペラを見ながら殺されるなんてイタリアっぽいじゃないですか?
ヨーロッパ秘密警察っぽい登場人物の多彩さなので
イタリアです!というテロ絡みなのはクローチェ兄弟だけだし。子供たちもいろいろなところから(といってもこの時点では他国からはトリエラだけ?)まあいろいろな事情で集まってきているわけです。大人たちはいろんな組織からの寄せ集めだし。
まあ、この社会福祉公社という組織そのものが謎なんですけども。実際外人部隊みたいな構成だし。
というか、舞台が公安組織だからかもしれないんですけど、イタリア人っぽい感じの人はあまり出てきませんね。みな真面目だし。それも違和感のひとつなのかしら?
穏やかな寂しさ
★★★☆☆
メディアワークス刊・月刊コミック電撃大王連載
相田裕の「GUNSLINGER GIRL」第18〜22話を収録したコミックス4巻です。
ヨーロッパの社会福祉公社という建前を持った政府の超法規的諜報機関を舞台に、
五共和国派(パダーニャ)との政治抗争と、異常な身体能力の「義体」として
生まれ変わった少女達の葛藤と堕ちゆく様をクールに描いたドラマ要素の濃さが魅力の本作。
第18話「Tiny joy,tearless grief」★★☆☆☆
実験用義体・クラエスの一日を描いた物語です。公社の施設内で淡々と与えられたメニューを
こなす日常描写が中心で、実戦や訓練以外の教養やたしなみ、趣味などがちらりと窺える
珍しい構成になっています。かつての自分を思い出せない彼女の切なさと穏やかな雰囲気が良く出ています。
第19話「ミミ・マキャヴェリ」★★★★☆
前巻で初の敗北を味わい、落ち込むトリエラを主役に彼女の気持ちの切り替えを描いています。
コミックス1巻・第3話で救出したマリオの娘・マリアの自由奔放で明朗な性格に感化され、
少しずつ、かつての自分を取り戻していく安心感と抱擁感に溢れる優しさに心が安らぎます。
第20話「トスカ」★★★★☆
悲劇と残酷なイタリアオプラになぞられた公社と五共和国派との関係性を捉えた物語です。
暴力を持って力を誇示し、暴力でそれを鎮圧させるしかない解決策のやるせなさを
乾いた感情と静かな憤りで描いています。初登場した無感情な義体・ベアトリーチェの存在も
この物語を象徴するかのようです。
第21話「賢い蛇、純真な鳩」★★★☆☆
ジョゼの過去に迫りながら、義体ヘンリエッタとの距離感を描いた物語です。
盲目の愛を深める彼女と、かつての同僚の堕落に揺れる憂鬱さも便乗して
少し肩の力を抜いた彼の心の接し方の成長が見受けられます。
第22話「She is a flower that blossoms in bona fides.」★★★★★
義体・トリエラ誕生のきっかけと、ヒルシャーの過去を曝け出した物語です。
人間売買の真実に憤る彼の正義と理想を崩す、現実の残酷さと「彼女達」の悲劇が痛ましく、
自分を知らないトリエラの心に残る「彼女」の愛情の姿の切なさに人情の有様を考えさせられます。
久々に集めてます!!
★★★★★
最近中々面白い漫画に会えなかったんですが、この作品は買い揃える価値有り!
私的に絵が非常に好きで、ストーリーも切なくてイチオシです。
ただ、戦争屋さんや、中近東辺りに詳しい人には甘ったるい話かも(^^;
今まででは最高の作品
★★★★☆
今までのガンスリの中では一番読みごたえがあった。しかしこの作品が難解なストーリーのため、全巻を読み直さないといけなかったため、4つ星としました。
息子の趣味が・・・
★★★★☆
本屋さんでなにげなく手にとったら、息子が「それ、もってるから貸してあげるよ」と一言。読んでみて最初は何がなにやら訳がわからんとです・・・の状態でしたが、そのうちにトリエラにはまってしまいました。少しずつ明らかになっていく彼女たちの過去も気になるところ。少女と拳銃の組み合わせになにかふと淋しさみたいな気持ちを抱いています。