昔の不確かな伝承から悪口言い合ってお互いの派閥がケンカしてでおかしいくらい。
だってケンカはケンカでも牛の糞や卵(それも色んな卵料理)が飛び交う魔法ケンカ。それも歌いあうからミュージカルの様なイメージで表紙の賑やかさがそのものです。
キャラクターも大賑わい。
主人公:トニーノは呪文が中々覚えられない愚図だと言うコンプレックスの持ち主。だがネコ語が分かり、本の虫で物知り。相棒のネコはこの一族のボスネコ、ヴェンヌート。
ヒロイン:反目する一族の娘アンジェリカは音痴で間違いだらけで呪文はいつも大失敗!。でもネコ語がわかる。
そんな二人が誘拐されて人形劇の人形に!何とかしなくっちゃ!
パズルのピースがこんなところから!って所からはまっていきます。ドキドキハラハラでも決して面白さには裏切りません。
だってダイアナWJですから!
このクレストマンシーのシリーズは、とにかく猫がたくさん
でてきますね。特にこの作品の猫はいい活躍してます。
二つの名家が対立する原因となった、昔のエピソードには笑った。
主人公のトニーノがすごく可愛く思えて(笑)反目しあう名家のトニーノとアンジェリカ、パオロとレターナがそれぞれ協力して町を救おうとする様は、どきどきわくわくの連続です!もちろん我らがヒーロー(笑)クレストマンシーも出てきますし、この本で新たにダイアナさんが好きになった本でした。