目から鱗
★★★★☆
冒頭の独り言のシーンは眠くなってきましたが、主人公の回想シーンからじわじわと面白くなってきます。 後半の展開もビックリでした。 古い映画なのに古さを感じさせません。 ロメロゾンビの原点を見た気がしました。
素晴らしいタイトル
★★★★☆
地球最後の男…このタイトルだけで創造力の翼に無限の揚力を感じるのは私に限った事ではないだろう。爽快感さえ覚える主人公の日課である死人刈り。ゴミ回収のごとく巡回する遺体回収車。そして最愛の娘を捜してたどり着く焼却場。毎夜、主人公を襲撃する死んでる人々。極めて平凡な民家が地球最後の男が立て籠もる砦だ。…以上、今となっては目新しい設定ではないが、本作にはオリジナルだけが持つ輝きがある。極めて独創的なシナリオは空前であり、天文学的数字の亜流作品群の存在が本作の魅力を絶後としない証だ。ロメロの超傑作『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド』でさえ亜流と呼べる力を持つ地球最後の男なのだ。SF映画ファンなら購入すべし。ハードボイルド映画ファンもチラ見すべし。ホラー映画ファンなら2枚買って友達に贈るべし。…ただ問題は用意した深刻な状況に比べて希薄なサスペンス。映画としては致命的に面白くないかもだ。
やっぱこれが1番ですね
★★★★★
この映画もとうとう1000円以下で買える時代になりましたね♪
嬉しい限りです。
古い作品で確かにバリバリ古い印象はありますが、
ウィルスミス主演の「アイアム・レジェンド」に比べても、
やっぱりこっちの方が面白いです。(オメガマンは論外として)
この映画のワビサビは、なかなかリメイクできないかもしれませんね
新作より面白い
★★★☆☆
同じ原作の最新リメーク「アイ・アム・レジェンド」と比べても、やっぱりこっちの方が心に残ります。アトラクション的なノリではなく、原作のテーマをじっくりと描いております。
無人の街の描写などは、技術的にはリメークの新作の方がはるかに上でメリハリもきいているのですが、この映画の冒頭、団地と無人の道路に風が吹いていて、死体がたくさん倒れている描写の方が、なぜか印象に残ります。
ヴィンセント・プライスの独白で話は進んでいきます。一本調子であんまり演技がうまいとは思いませんが、やっぱり偉大なホラー俳優なので雰囲気がありますね。ちょっと猫背のヴィンセントがただ立っているだけで絵になります。
この映画での感染者は吸血鬼ですが、見た目は「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」のゾンビそのもの。夜の闇の中でぎこちなく動く様が終末感を感じさせます。
新作との一番の違いは後半からラストにかけての展開。こちらの方がヒネリがあって、非常に面白いです。いろんなことを考えさせる結末です。「伝説」の意味も、「地球最後の男」の意味も皮肉です。
ウィル・スミス版に満足できなかった方はぜひご覧下さい。
『ウィル・スミス』期待しています!
★★★★☆
原作通りの内容です。『ヴィセント・プライス』演じる主人公が等身大であったことが『オメガマン』と異なり、好感がもてます。マァ、あれはあれで悪くはないが…。
スプラッター慣れした今では刺激は少ないけれど『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド』の元ネタとしても重要な作品。あえて怖いところをあげると奥さんが家にもどってきたところかなぁ…。