当初登場時はおどろおどろしかったグラチウスも毒気が抜け、妙に人の良い爺になっているし、グィンはいつにも増しセリフが長い。
砂漠の一人旅の合間には、長い独白からなる回想がはさまれるがこれがまた冗長で単調な展開に拍車をかけている。
これにうんざりして
飛び飛びで読みました。
で、58ページ以降
それなりの進展はあるのですが
前回の外伝でも気分が萎えた上に
今回の回想攻撃でさらに気分が萎えていたので
正直買ってからだいぶたったいまでも
しっかり最後まで読む気がしません。
グインサーガは中学時代から友達から薦められたのを
きっかけに読み始めたときには
(そのころ既に虹の道ぐらいまでいっていた)
図書館で次を読むのを楽しみにしていたのに
終盤に来て
これかよ、、、と正直落胆続き。
tkondoさんが書かれているように
ここまできた以上
これだけくさしつつも
結局次も買って読んじゃいそうですが
喜びから義務へとなりつつある
グインサーガ読書です。
しかし!93巻にもなれば、何も途中から読み始める人はいない訳ですから、
何もそんなにくどくどと昔話を思い出させなくてもいいのです。
饒舌というよりも、執拗に繰り広げられる回顧にはいい加減うんざりして
きます。正直2章辺りで4章まで分書けてしまうのではと思えます。
あとがきで200巻という数字を上げていますが、この文体で続けて
いかれるつもりなのですかね・・。
でも、読むんだろな・・俺(笑)。
グインに放射能反応がある・・・。嫌な予感がしたのは私だけではあるまい。
かれこれ15年程付き合っているシリーズだけに陳腐なオチで終わったらショックで寝込む人が出てくるだろう(^^;)
読者も4万円以上と数百時間以上の読書時間をつぎ込んでいる。
ここまでひっぱいたからには、責任はとってもらわないと(^^;)
後には引けないですぜ>栗本薫さん
とはいえ、ノスフェラスにロカンドラスに宇宙の究極の謎と書かれると、ついつい引き込まれて読んでしまう自分がいる。
氏はうまいな・・・・。