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豹頭王の行方 グイン・サーガ96巻 (ハヤカワ文庫 JA)

価格: ¥609
カテゴリ: 文庫
ブランド: 早川書房
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やけちゃうわ ★★★★☆
リンダの表紙が何ともセクシーでいいですね!
でもこんなにバスト大きいのだろうか?
聖なるAカップ((C)松田洋子)ではないのだろうか?
この美貌で胸がデカくてセクシーで利発で率直で
勇敢だったら、あと少々、足がくさかろうがイビキ
がひどかろうが何でも許せます!
(後半うそですよ!)

しかし一国の女王ともあろうものがえんえん内面を
吐露する告白を続け、自己発見だの自己啓発だのし
て、百戦錬磨の外交官が感動して大ファンになると
いう展開はどうなんでしょうね?

ニンゲン、正直が一番というか、「外交」ってした
ことないのでこれでいいのかわかんないんですけど。

で、「前半100巻、後半100巻(外伝100巻)」に向けて
盛り上がっている・・・と思えばやっぱ面白いです!

んもう、いいっすよ!

リンダの魅力 ★★★★☆
とうとうリンダはやる気を出したようだ。いつまでもナリスが死んだ悲しみを引きずらないということか。そして全て丸く治まる。美人は得だということか。しかし、グインはどうなってしまうのか??
次はどこまで? ★★★☆☆
 端的に言ってしまえば、表題の通りの事が、パロとケイロニアの幹部にわかる。これだけです。いや本当です。
両国の今後の方向性が決まったので、進展はあったと言えますが、具体的な行動は次巻以降でしょう。

 内容的には本の半分程度で終わらせられそうな密室の会話を、あの御仁が相変わらずもったいぶって語ります。

正直、聞いている本人たちには表面的なすごさ(年齢とか)しか実感としてわかないだろうから、
同業者にならともかく、ウンチク語っても無意味なのに・・なぜあの御仁は誰彼なく語るんでしょうねぇ(笑)。

 唯一褒められるのは、あの御仁の家来が傷が癒えていないためか、一言もしゃべらなかったところでしょう。

奴がしゃべり出すと、おそらく最後のシーンはカットされていたことでしょう。

 次の巻はどこまで進むのでしょうか?ケイロニア軍の出立ができるかどうか・・微妙ですね。

グラチーがいい加減ウザいですね ★★★☆☆
物語的には一応最終局面に進んでいる感じなのですが
毎度おなじみの某・闇の司祭の存在が鬱陶しくなってきました。
毎度のように主人公たちがこの人から情報を得て物語が進む、
という展開はいい加減止めて欲しいです。
イェライシャなど白魔道師たちはいったい何をしているの?という疑問が沸きます。
読んでいて何とも、もどかしい… ★★★☆☆
ラスト近辺でちょろっと主人公グインも顔を出しますが、基本的には全篇、リンダとハゾスの密談に終始した巻です。

確かに話の中でリンダの成長があったり、意外なメッセンジャー(バレバレですが)がグインに関する重要な情報をもたらしたりと、それなりの山場や見せ場はありますが、それで1冊を潰してしまうのは「勘弁してくれ」という気持ちになります。マリウスやレムスの処遇がわずか数行で片付いてしまう(それまで散々悩む描写はありますが)のですから、ナリスの思い出話やグインへの畏敬の念はほどほどにして、百巻に向けた加速に入って欲しい…というのはやはり、古株読者の我侭に過ぎないのかもしれません。

しかしながら、95巻を読んでいたときも感じたのですが、後4巻で当初の到達目標である「豹頭王の花嫁」に辿り着けるとは到底思えません。畳まれていない風呂敷はあまりに巨大で、このまま未完の物語と化してしまうのではないか、と思われてなりません。もしかしたら、読者にそういう気持ちを起こさせての「大逆転」というのが栗本先生の狙いなのかもしれませんが……などと考えていると本当に、物語以外でももどかしさを禁じえませんね。