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言葉を復元する―比較言語学の世界

価格: ¥2,592
カテゴリ: 単行本
ブランド: 三省堂
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資料量が明暗を如実に分ける。 ★★★☆☆
比較言語学の、入門的1冊。
実例が挙げられながらなので、理解には易いと思われる。
しかし、最終的に主張されているのは、「類推」による変化が厄介な上に頻繁であり、一筋縄では行かないぞ、という、挫けさせるような点。
そしてまた、資料的に最も恵まれている印欧語の話のみなので、他の語族を扱っている者には、あんまり突破力を供給してくれない。
残念。
やや難解だが読み応えアリ ★★★★☆
 伝統的な比較歴史言語学の概説、入門。古い時代の言葉を再現するという言語学の「ロマン」と「科学性」を両立させた一冊である。相当易しく書くことを心がけたそうだが、それでも難解な部分は多く、初学者の独学は非常に厳しいと思われる。大学のテキストなどで、指導者について読みすすめるのがよいかと思われる。
 特に目新しいのは、生成文法的、生成音韻論的な考え方と伝統的な比較言語学的手法とを突き合わせて検討している部分である。
内容は非常に興味深い ★★★★☆
比較言語学というものがどの様にして行われるのか、という事を、具体的実例を挙げつつ解説しているものです。最新の知見に基づいており、学問的にも極めて正確かつ高度なものです。しかし、元来が難解な学問分野のせいもあるためか、著者の努力にもかかわらずその筆致が必ずしも平易なわけではない気がします。それでも最初の方はかなりわかり易く書かれているのですが、章を追う毎に段々難解になっていきます。
それから、言語学上の個々のタームについて、本書中で使用されながらも、明確に解説されないものが割と連発されるのはキツいです。綿密に読めばそのタームが大体何を意味するのかわかるんですが・・・。薄い本ですし、もうちょっとその辺に配慮しても良かったのではと思います。
ですので、例えば大学とかで「言語学概論」とか「音声学初歩」なんてのを半期でも受けて、言語学や音声学に対する最低限の素地のある人が、更に比較言語学ってどんなんなんだろ、と進む際に読むと、知的興奮を非常に受けられて良いと思います。そしてそういう学的前提があれば、☆5つレベルの本として読めると思います。