インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

比較言語学入門 (岩波文庫)

価格: ¥735
カテゴリ: 文庫
ブランド: 岩波書店
Amazon.co.jpで確認
どこから読んでも面白く読めます ★★★★★
有名な本で、ときどき思い立ってパラパラ読んでいます。
本書を読むと著者の考え方が、実証的であるとともに、極めて柔軟な気がします。
たとえば、ギリシャ以来の品詞の分類も、特定言語に限ったとしても、まだ実際の
言語の実情に合致しないところがある、とか、
言語の進化という考えが正しいのかどうか、には問題がある、とか、
そもそも比較言語学とはなにか、とか、
まあ、さまざまですね。

諸言語の対応を述べた説や、本来の比較言語学の部分、すなわち印欧共通基語の
ところは、血沸き肉踊る面白さがあります。
パラパラページをめくっているだけで面白い本です。
もちろん有益な。
大家による比較言語学入門 ★★★★★
 複数の言語の資料にもとづき、古形を再構し、対応規則をうちたて、語族グループをまとめ、古い時代の言語の姿を明らかにする・・・比較言語学は言語学の中でももっともロマンあふれる分野の1つであるといってよいが、しかしまた俗説や誤謬、憶説のはびこりやすい分野であり、明確な方法論と実証性が要求される分野である。
 本書は伝統的な印欧比較言語学の豊富な例証をもとに、その方法について誠実に、わかりやすく順序を踏んで説明してくれる。
 伝統を踏まえて印欧諸語の多様性を味わうもよいし、日本語の起源や系統を追い求めるのもよいし、比較言語学の愉しみは様々であるが、いずれにしても、そういったロマンを楽しむためには本書は確かな手引きとなってくれる。
最新の内容ではないけれど ★★★★☆
もともと1950年頃に書かれた本なので内容は古いかもしれませんが、古典的な比較言語学について明快に書いてあります。とくに音の変化の条件や例(印欧語で語頭のP音がゲルマン語ではF音になる例とか)が丁寧に書いてあり、興味本位で読んでも楽しめます。比較言語学に興味を持ち始めた人には格好の本だと思います。