ウォーレンが主役
★★★★☆
本作の音楽性は、前作ではなく、ファーストやセカンドの延長線上にあります。ロビンからウォーレンに主導権が移ってきたのは好みが分かれるでしょうが、ウォーレンの趣味丸出しのブルーズ風のWay Cool Jr.も、今聴くとこれもアリかなと思います。キメの曲はないけど、全体的にはかなり曲の出来は良いです。セカンドをややポップにしたような感じかな?1、2、8、9、10とかRATTらしいミディアムテンポのかっこいい曲です。ハードでスピーディーな6、RATTとしてはわりと珍しいバラード5もなかなか。これまでと比べ、ギターリフの魅力は若干薄れたような気はします。
良くも悪くも
★★★☆☆
本作品から「ウェイ・クールJR.」が全米75位、アルバムも全米17位と前作よりやや持ち直したものの、ホーンセクション!?が入ってくる等、自分の中では完全にRATTは終わってしまった。RATT の紙ジャケシリーズで唯一売れ残るのではないか。
そんなに言われるほど悪くない
★★★☆☆
最大の原因は、音が変わったこと。しかし、曲は紙一重でROUNDnROUNDな曲が実は入っている。逆にWAYCOOLみたいな曲のほうこそ邪魔だと感じる私のような方も少なくはないはず。
プロデューサーの交代劇が方向性の迷いに。
★★★☆☆
当初、マイク・ストーンでレコーディングされていた今作だが、「スティーブンのボーカルに合わない」という理由で三作目までのボー・ヒルに変更。ボーカルは録り直したというが、これが全く個性の違うプロデューサー同士。ごちゃごちゃした感じが、そのまま方向性の迷いにもなってしまった。1,2曲目などRATTらしいナンバーもあり、三曲目でいきなりブルース!?っぽいのも悪くはないが、今までの曲のキレがない。この頃からウォーレンの成長がバンドに影響力を表すようになり、ロビンの存在が薄くなっていく。しかし、ロビンのソングライティングがあってこそ、大成功したことにバンドは気付かなかった。この事がRATTが衰退した原因の一つである。
一曲集中
★★☆☆☆
6曲目は、クルマでレーサー気分になるためのドーピングにピッタリです。ミドルテンポ中心のRATTにしては、珍しくスピードナンバーかな?