あなたにも きっと、いいことが おこってくれますよ♪
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あなたは、アメリカで最も愛されている絵本作家のターシャ・テューダーを知っていますか?日本でもファンの人が多い絵本作家の一人です。昨年6月、92歳で亡くなられました。「ターシャ・テューダー クラシックコレクション」の中の一冊、春の絵本 『イースターのおはなし』を紹介しましょう。イースターには なにがおこるか、誰にも予想ができません。一年に一度、イースターの日には、不思議なことも おこるのです。イースターは、毎年 移動するんです。なぜ?って、イースターは、春分の日のあとの、最初の満月の 次の日曜日って決められているんです。今年(2009年)のイースターは、4月12日です。これからイースターまで、いい子にしていたら、あなたにも きっと、いいことが おこってくれますよ♪ 2002年4月発行
イースターの前の晩に見る夢は・・・。
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イースター(復活祭)はキリスト教最大のお祭りで、キリストがゴルゴタの丘で十字架に架けられた後、復活したことをお祝いするものです。毎年春分の日を過ぎた最初の満月の次の日曜日に行われています。
イースターの前の晩に子どもたちが見る夢は、どんな夢でしょう。もし、あなたがいい子だったら・・・。
ターシャが語る子鹿の背中に乗って、森や野原をかけぬける夢、ターシャの描く野原や夜空、小鹿やうさぎ、のねずみやこひつじ、そして、小さな野の花は本当に夢の世界のようです。ターシャ・テューダーの初期傑作集、「ターシャ・テューダークラシックコレクション」の一冊。イースターを迎える子ども達の様子が豊かな自然と共に生き生きと描かれた絵本です。
何が起こるかわからない!
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このクラッシックコレクションも、原語版が昔ありました。長女は、中学からプロテスタント系の学校に通いましたが、我家はもともと無宗教。というか、多宗教。クリスマスも祝えば、豆まきもする・・・そういう中でイースターの話をどう伝えたのか、今となっては、ハッキリしません。ただ日本の初夢みたいな感覚でこの日見た夢はかなうかもしれないというターシャのこの本の話しをした記憶はあります。
残念ながら、この本の挿画だけで我家の子供たちは、想像力を書き立てられませんでしたが、末っ子の次女が、この挿画の「ねずみ」が「りす」に見えたようで、「リスがおうちに来る」と言い出し、結局そのとおりになったのでした。
「カナリアシスリーB」のレビューに書いた長女のリクエストのインコと次女のリスは、我家の今を飛びまわり、走り回ってくれました。
まさに何が起こるかわからない。
今、この日本語復活版を手にして来年大学受験を控えた次女は、「私が見たのはねずみだったの?」と驚いてますが、これは、我家にとって、よかった誤解でしょう。
ターシャの想像力を書き立てる挿画に感謝ですね。