癒される絵本
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想像していた以上に、美しく楽しい絵本で癒されました。
私は個人的に、この絵本の中のお菓子とろうそくの灯りがいいなと思いました。
誕生日パーティーで、夜、バースデイケーキが川を流れてくるシーンはとても神秘的です。
人形サイズのケーキやパイや、いろんなものがボタンのお金で買えるのも楽しいです。
12月になって、夜、ろうそくの火に導かれていくと、イエスさま誕生のシーンが見られるところがよかったです。
最後のクリスマスツリーは、最高に輝いてためいきが出るほどです。
他にもいっぱい、楽しい行事が描かれていて、とても楽しい絵本です。
絵も細かいところまで、可愛らしくきれいに描かれていて、見ていてとても感心しました。
でも、これだけのすばらしい行事を次々と季節ごとに行ったターシャさんは、本当にすごいです。
信じられないほどの実行力のある人だと思いました。
自然のありがたみ
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ママが小さかった頃の事を教えて?と始まるこの本は、まるで魔法の国の物語の様に進んで行きます。
実際にターシャさんが孫に聞かれたのかも知れません。そこから展開して行くお話は、季節がきちんと人間と共存していて、時には人間のために季節は動き、または季節の訪れを人間が楽しんでいる。
真冬にイチゴをたらふく食べられる現代、こんな当たり前の`季節'が、忘れられいるような気がしました。
思い出のアルバム
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この本に描かれた出来事は、きっとターシャが一番幸せだった時の記憶なのでしょう。
身なりはいたってシンプルなのに貧しさを感じさせないのは、画才のみならず
母としての慈愛に満ちた視線のなせる業と思います。
自分自身、絵をたしなんだ経験があり飾り罫など随分と参考にしたものです。
手元にあるのは邦訳が出る前の、題字もターシャによるMACMILLAN社刊。邦訳を小さく英語の所に
書き入れました。まるで自分達のことのように子どももHolidaysを楽しんでいるようです。
我家の「マロン」に見せてやりたい
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孫にせがまれて、おばあちゃんが、自分の娘が孫のような子供の頃の話を1月から順に話して聞かせる構成になっています。
いたるところに、コーギーが出てきます。
我家のウエルシュ=コーギーのマロンちゃんは、この絵本に出てくるような幸せな生活をしていると言えるかというと、ちょいと反省ですね。
ま。狭い庭をいじり、芝生を植え、一応庭中駆け回ってもいいようにしてますが・・・・
女の子なら無条件で好きになれる話だろうとおもうのですが齢50を超えた男が、「絵が綺麗だなあ」「こういう生活はいいよなあ。」「引退したら男版ターシャになりたいなあ」と思わせる、素敵なお話です。
おかしいかなあ?
誰もが夢見るコーギーとの生活!
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絵そのものもポートレート仕立てになっていて、見ている人がまるでターシャ自身の想い出が詰まったアルバムを見せられているような気になります。
あらゆる場面でコーギーが登場し、いかにターシャの暮しにコーギーが大事であったかを深く感じずにはいられません。コーギー飼っていらっしゃる方だったら、いっしょにこの絵本を見るのもいいかと思います。自分もわが愛犬コーギーとこんな暮しをみたいと心から思いました。