ちょっとずるいぞハヤカワさん!そのぶん☆減点!
★★★★☆
待望の最新刊。楽しみにしていたのに・・・。「中国鉄釘殺人事件」ではないですか!
それと知らず、即購入したいのをこらえ、わざわざ旅先で購入してワクワクして読み出したのに、なんだかこのシチュエイションは覚えがある・・・
え?もしかして?・・・数十ページ読んでからやっと気がつく私もトロいけど、ちょっと不親切ですよハヤカワさん!
もっとも新訳とわかっていても購入しましたけれど。
紙面の関係からか重要なアイテムである図版に省略ありますが、ストーリーに差し障りはありません。
毎度付録がありますが、今回は特別附録が新鮮です。それだけでも買いです。
ストーリーはいつものパターンで3つの事件がおこりますが、ディー判事の人間洞察はいよいよ深まり、
シリーズ最後を締めくくるにふさわしい結末が用意されています。
5冊のシリーズが終わったのだな、という感慨が沸き起こってきます。
ああ、でもやっぱりハードカバーで感涙に咽びたいのはワガママでしょうか?