確かに小説としてはくだらない。が、これよりひどいのだっていくらでもある。自分でもこの程度のものであれば、書けそうだという人も中にはいるだろうけど、実際にはできっこない。あれだけ長くやっていれば、自分の能力や評価について、ある程度わかっているはず。その中で、氏はきちんと仕事をこなし、二冊の本にした。そういう意味では、プロの作家根性を感じる。作者は悪くない。懸命に書いているだけなんだから。星五つつけてる人もいる訳だし。
でも、評価としては、やっぱり星一つか、よくて二つだろう。