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ぼくたち、Hを勉強しています (朝日文庫)

価格: ¥483
カテゴリ: 文庫
ブランド: 朝日新聞社
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「カシマカスタム」で有名な ★★☆☆☆
鹿島センセの本ということで読んでみたのだが
おじさん達の酒場におけるソフト猥談に同席させられた感じ。
対談形式なのでなおさらその感を強めた。
文化的セックス薀蓄はともかく
裏に流れる「おじさんたちもモテたい」という意識に辟易させられた。
まえがきに「女性と堂々と性談できることがモテの条件」と
述べておられるが、女性は眼中にない男性の猥談は
セクハラととるので注意されたほうがよかろう。
また途中、「女性のインテリ階級は婚期が遅れて
適当な独身男がいなくなるから、当然、中年男と不倫かなんかで
セックスの経験を積んで32歳くらいで結婚」
というくだりがあって噴飯ものだった。
「どうして僕たちのところにはそういう不倫の話がこないのか」と
続くのだが、少なくともその中年男はセンセー達のことじゃありませんや。
残念ながら ★★★★☆
残念ながら、ぜんぜんエロくない。
きわめてまじめに「H」を学問している。

だからこそというべきか、
読むに耐える「おじさんの下ネタ」に
仕上がっている。

どのような読者層を期待しているのか分からない。
題名からして、思春期の中高生あたりかな、と思いきや、
内容は、中年オヤジ世代だからである。

とにもかくにも、題名に惹かれた人は、
こっそり勝手、こっそり読んでみてください。