『How to Eat Fried Worms』が発表されたのは1973年。以来ずっと、この気味の悪いおはなしは子どもたちに愛読されている。
15日間で15匹ものミミズを食べる羽目になってしまったビリー。でもやる価値はある。だってその賭け金は50ドル、ぴかぴかのミニバイクが買える金額なのだ! ありがたいことにビリーの仲間たちが、まるまると太ったイキのいいミミズを、なるべくおいしく食べる料理法を考えてくれた。ミミズのケチャップとマスタードの和えもの、バターとオートミールのミミズから揚げ、堂々たるミミズのメインディッシュ、デザートにはミミズ入りアイスクリーム・ケーキ…。著者トーマス・ロックウェルのテキストからは、陽気で調子のいい詩を声高らかに歌いあげる楽しさがたっぷりと伝わる。
マス、サケ、ヒラメ、スズキ、
ぼく、ミニバイク、好き!
コイ、マグロ、タラ、マス、
ぼく、教会に、行きます!
次々と登場する身の毛もよだつような料理の数々に、きっと小さな読者たちは悲鳴まじりの歓声を上げることだろう。(Naomi Gesinger, Amazon.com)
奇妙なタイトルだけどおもしろい
★★★★☆
幼稚園の時から一緒の4人の男の子たちのお話です。
ビリーはミミズを15日間かけて毎日1匹ずつで全部食べられるのか?というかけをしました。全部食べられたらアランから50ドルもらえるということになりました。友人からのいろいろな妨害に遭いながらもビリーは全部食べきることができるのか......
ハラハラしながら一気に読んでしまいました。小学校高学年くらいから読めると思います。
少し残念に思ったのは単語の訳でした。1つ目はかけに勝ったお金で買えることになっている「ミニバイク」です。きっとマウテンバイクのような自転車ではないかと思いますが、子供が読んだら原付バイクと勘違いするのではないかと思ったこと。
2つ目は「ミミズフライ」です。これも油でカリッと揚げたフライを想像しがちですが、実際は小麦粉をまぶしバターで焼いた
「ミミズムニエル」のような物ではないかと思いました。2つとももう少しうまく訳して欲しかったなと思います。
小さい頃クラスにいたかも?!やんちゃ組のみみずバトル!
★★★★☆
男の子の考えることって?!と その発想のおかしさにびっくり。男性の競争心は この年頃に芽吹いてくるんだなあ!って思いました。
”15日で15ひきのみみずを食べれるか?”に果敢なビリーが挑戦するのですが、問題は いかに”みみず”をグルメに味つけられるか・・・腕の見せどころなわけです。ところが 話は それだけにとどまりません。ビリーがギブ・アップすれば あるものを手にいれられる相手チームは あの手この手で みみずを食べようとするのをブロックしようとするのです。そのstruggleぶりが、いかにも少年らしくて おかしいのです。
辞書なしでも十分
★★★★☆
英語の勉強用に買った本ですが、すんなりと辞書なしで読みました。ただし、辞書なしで読んだので、肝心なリアルな表現はいまいちよく分りませんでした・・・。
なんにせよ、まず洋書を読んでみたいという人には手軽に読めるのでお勧めです。
心理作戦!
★★★★★
ある少年が15日間で15匹のミミズが食べられるかどうか仲間と賭をします。「ミミズを食べられない」側に賭けた少年は、何とかミミズを食べられまいと、あの手この手を尽くして阻止しようとします。その手段には、非常に卑怯なものも含まれたりしていますが、いかにも子供らしく、読んでいて何かほのぼのとしたものを感じます。英文は易しめで、ページにぎっしり詰まっているわけではないので、読んでいても疲れないと思います。子供時代にタイムスリップできる本です。
ゾクゾクしました。
★★★★☆
かなりリアルな内容に驚きました。アメリカの子供って、グロテスクな話が好きなんでしょうか? ミミズは食べたことはありませんが、触感みたいなのも文章を通してわかりやすかった。話としては良くできていると思います。でも普通の顔しては読めないです。