次の展開が気になります
★★★☆☆
悩んだ割に意外とあっさり記憶が戻りました。
ただ戻り方が意図的に不完全で、直近の記憶がなくなったようです。
あんなに大事にしていたスーティとの関係も白紙になったのでしょうか。
そう考えるとちょっとせつなくなります。
もう一波乱ありそうです。次の巻がはやく読みたくなりました。
はじめてのせつない感じ。
★★★★☆
前半はちょっとおもしろさからは遠ざかっていて、
またこの巻も通過点なのかとあきらめかけました。
が、後半!おっと驚く展開が待っていました。
そうそう、こうでなくっちゃと言う感じです。
グインはいつも頼りがいがあって、何でも出来て、
すごいなと感心することばかりでしたが、
今回はかわいそうに思いました。
つらい120巻になりそうです。
感涙の再会のあとの超展開!
★★★★☆
ついにケイロニアの重鎮たちとの再会を果たすグイン。
涙涙の再会劇には思わず眼が潤んでしまいます。
しかし、ここで超展開が!一体ここ10巻はなんだったんだ?と思わずコケました。
(まぁ、作者得意の「思わぬ伏線」がたくさんしかけられたのかも知れませんが)
いずれにせよ、作品も本編に戻り、いよいよ急ピッチの展開が期待できますね。なんだかんだ言いながらも、大好きな作品。作者様には、是非病気を完治いただき、グインの更なる活躍を見せていただければ、と切に願っています。あと何年でもつきあいますので。
『七人の魔道師』まで何冊ぐらいあるのかなー?
★★★☆☆
悪夢のようなタイス篇が終わってから怒涛のように話の進んでいくグインサーガ。とはいえ、作者様の体調がよくないことが大変懸念されます。ここまで読み続けてきましたが、未完の大作とならないといいなぁ、と願うばかりです。今回の展開については、「このままいくとさらに話が膨らみそうだから、手っ取り早く、軌道修正したんじゃないの?」と勘繰ってしまいそうなストーリーではあるのですが、グインサーガらしい一冊だったと言えると思います。ヴァレリウス、マリウス、グインそのほか登場人物たちみんなが、その人らしい面を押し出してて、違和感なし!あとは、『七人の魔道師』まで何冊ぐらいあるのかなー?なんて思ってしまいますが、もう少しこの調子でお話を進めてもらいたいです。作者様、頑張って!
本編以上にあとがきが...。
★★★☆☆
本編はなかなかグイン・サーガっぽくて、良かったのではないでしょうか。
やっぱりいい人を捨てきれないヴァレリウス、やっぱり自分の自由が何よりも最優先のマリウス、やっぱり記憶を失っていようが泰然自若たるグイン。
グインの記憶障害も、大技で完全に解消とまではいかないまでも、進行します。
抜群の安心感を与えるケイロニア首脳陣の判断力とか対応力を見ると、根拠はなくても何かよい方に向かうのかなという気持ちにはなれました。
ただ、皆さん触れていらっしゃるように、あとがき。
もともと機械が書いているわけではなく、生身の体の作家の作品なわけで、なんとなくこの作品に関しては、完結するまでずーっと続くものと思い込んでいましたが、10数年前の乳がんの時も感じたように、やはり「人」の仕事であることを改めて感じています。
胆管がんでなくすい臓がんであったことが、神楽坂倶楽部に2008/2/19付けでアップされておりました...。
すい臓がんは発見が遅くなりがちだと言いますし、私が住んでいた前のアパートの大家さんも急に病状が悪化して亡くなりましたし、心配です。
昨年来、筆の力が落ちているのではと感じていましたが、体調不良だったのですね。
プロである以上、体調が悪いからといってクオリティが下がってもOKということではないのですが。
回復されたからと言って、急いで完結まで突っ走れというつもりもありません。
家族からしてみれば、それこそそんなことより健康が第一でしょう。
ただ、この方の場合「小説書くことのできない人生なんてね」って考えかねないですね。
グインの続きが読める読めないはこの際最優先事項ではありませんので、作者の一日も早い回復をお祈りします。できれば創作活動に影響の無いレベルで完治され、続きを読ませてもらえるとうれしいとは思いますが。