ようやっと進みだした
★★★☆☆
どうにかこうにか重い腰を上げたという感じです。
一気に闘技会を収束させるべく、ガンダル戦は質、量共に少々あっけない気もしました。
これだけ引っ張ったのだから、ここの所の描写はもう少し詳しくしてもよいのでは?
多分、もろもろの説明部分をコンパクトにすればそれも十分可能だったのではないかな。
次巻で、ガンダルとの因縁があっさり終わるのか、それとも思いがけない展開が用意されているのかが期待されます。
ようやくですね。
★★★☆☆
待ちに待ったガンダルとの対決ですが、本当に最後の最後でした。
それまでは相変わらずタイスの水神祭りについてばかりで、
かなりさらっと読んでしまいました。
ガンダルがあまりにも予想していた人物と違ったのは、
栗本先生恐るべし!と言う感じです。
そして迫力ある対決を読んで気づいたのですが、
どれほどこの決勝がすごいことか、
今までの前振りがなければ、決して感じることは出来なかったのかも。
そう考えれば、この”詳しすぎる観光案内”もそれなりに良く思えてくるから不思議です。
かなり前向きな発言でしょうが(笑)
それにしても。長すぎました。
グインサーガを読み始めて25年くらいになりますが、
これほどうんざりしたことはなかったと思います。
とはいえ、ラストが知りたいので、
もう読むのを止めてやる!と言うことにはならないわけですから、
そこを先生にもわかって欲しいですね。
これを読んで「一巻から読んでみよう!」と考える方がいるとは思えないので、
ファン同士のストレス発散場と捉えて書かせていただきました。
ガンダル戦
★★☆☆☆
相変わらずタイス篇です。
どうやら、作者は、タイスのお祭りの描写をとことんし尽くそうとお思いなのか、今回もタイスのお祭り描写が大半を占めます。残り少ーしで、リギアとグインの剣闘士としての戦いが入ってます。メインだった、グインとガンダルの戦いも、ようやくこの116巻に入ってます。読んでいるときは、ページがかなり残り少なくなってきたので、「おいおい、また次かー」と思いましたが、決着までちゃんと入ってます。でも、逆にいうと、残りちょっぴりで書ききってしまう試合内容だったんですねー。もっとたっぷり書くのかと思ってましたが、あれだけ長々気を持たせた割には、実際の試合の部分は、短いです。まぁ、決着が着いただけよいのでしょうが。次ではさっさとタイスを脱出してもらいたいものです。
無駄遣いも、そろそろ終わるかしら。
★★☆☆☆
すでに過去の数冊で何度も繰り返された架空の町の祭りの詳細の繰り返しに使われる、無駄なページが多いのは相変わらずです。でも、全体の4分の1くらいは、久々にちょっと面白く読めたと言えるでしょう。
ここで主人公が死ぬわけにもいかないし、ガンダル戦の結果は皆さんおっしゃるとおりの予想通りですが、それでも対戦中の描写には救えるものがあると言えます。
もう、読者が3冊も前から予想できるようなストーリーはこれで終わりにして、そろそろ面白い展開を物語って欲しいです。
でも、若かった昔のような元気のあるストーリーの作成、今の作者に出来るかな?という心配はありますけど。ガンダルみたいに日ごろから鍛錬してれば、大丈夫なんでしょうけど。
ガンダルは強かった
★★★★☆
よろいを脱いだガンダルは意外や正統派の戦士でした。辺境編のドードー以来の強敵だったのでは。しかし決勝までのタイスの描写がやはり読むのにキツイです。祭りのとき「トイレ屋」なるものがあらわれるというところは思わず笑ってしまいました。そこまで描く必要があるのでしょうか?