今さら感想という訳ではないが・・・
★★★★★
・20代後半に読み、その本(岩波文庫、旧漢字スタイル)の末に"もう一度読もう"と書いてあった。別に左翼(サヨク?)ではないが、(グローバル化した)資本主義社会の歯車となっている以上、賃金の仕組みを正しく理解する古典である。昔(1940年前半以前に生まれた)人は、多かれ少なかれデカルト、カント、ショーペンハウエルに始まり、唯物史観の洗礼を受けているようである。1950年後半以後に生まれた人は、唯物史観どころか、哲学に興味のない人が多い。マルクス・エンゲルス・レーニンをチャント読めば、彼らが正しいことを理解できるだろう。ただしこれしか知らない人は、パスカル,デカルト,カントのすばらしさは理解できないだろう(←大事!!)。
今の不況が良くわかる
★★★★★
今、日本は先進諸国で最悪の不況デフレでわないでしょうか?
何故この不況スパイラルから抜け出せないのかが、判るのが
この1冊でした。
なるほど「剰余価値」とはそういうものかと考えさせられる
★★★★★
カール・マルクスの第一インター中央委員会での講演をまとめた記録。『資本論』の根幹にあたる部分を平易に解き明かしており、マルクスの理論を知る上で必読の書として位置づけられている一冊である。
本書の基となった講演は、英国の労働組合員であった「ウェストン君」による、組合運動による賃金引上げ運動は結局資本家による商品の価格の引き上げという結果をもたらすだけで無意味であるという主張に対する反駁を意図したものである。人件費が上がれば企業は商品の価格を引き上げることによって利益を維持しようとする。この一見なかなかもっともらしい俗論は「ウェストン君」に限らず各国の労組指導者、社会民主主義者らの間でおなじみのものとなっていた。それが労働組合の戦闘的姿勢を削ぎ、資本と労働者の利害の宥和を唱えるような風潮が形成されていたのである。マルクスは第一インターにおけるこの講演にて徹底的にそのような俗論を批判する。そもそも賃金とは何か?商品の価値とは何か?利潤と賃金の関係はどのようなものか?といった根本的なところからスタートし、最終的に資本はどのようなプロセスを経て「剰余価値」を生み出していくのか?逆に労働者はどのような形で自らの労働力を売っているのか?そして資本主義の性質とそれに向き合う労働組合の賃上げ闘争の意義は何かという問題に迫っていく。今読んでもなるほどそうかと考えさせられる興味深い一冊だ。
結局分かりません!
★★★☆☆
そもそもの間違いは剰余価値が労働から生まれるという観念にあったのでは?マルクスの人生にはすごく魅かれましたが、肝心の経済学の方は小生の頭脳では分かりませんでした。昔々労働者なら「資本論」は分かるんだ!なんて能書きを垂れてた時代が懐かしいです。
常識的に読んだ方がいい本
★★★☆☆
マルクス主義は私の趣味ではないが、社会科学系を志す学生なら、最低限
常識的に読んでおいて損はない本である。