生き場所と死に場所
★★★★★
ムシウタのメインストリーム第8巻。
5巻以来の薬屋大助がメインの物語です。
いまや手負いの逃亡者と成り果てた火種一号かっこう。
虫憑きとしての責務から開放された束の間の薬屋大助。
心優しい貧乏便利屋きらり。
コアトル・ヘッド少女萌々。
心優しき暗殺者しぇら。
カウンセラー佐藤陽子。
そしてこの世に決して生まれてはならなかった1人の虫憑き。
コアトル・ヘッドのおまじないの意味、なくした記憶、分かたれた絆。
それらは虫という1つの収束点を持って徐々に明らかになってゆきます。
……以上1つだけ嘘を言いましたがそれは本編を読んでからのお楽しみということで。
夢と想いの強さ
★★★★★
傷付いたダイスケに出会う便利屋達。そして、そこから始まる恋の物語とは…
読んでいて、少し違和感を感じました。しかし、真相が明かされると、「そういうことか!」と納得できます。この書き方は凄く上手い!漫画やアニメではおそらく無理でしょう。
そして、結末はヤバい程に感動します。挿絵もいいシーンをとらえていると思います。
“夢”のため、“想い”のために、どうしてそこまで必死になれるのか。それの大切さがよくわかる物語だと思います。
薬屋大助の巻
★★★★☆
久しぶりに「薬屋大助」の話になってます。やったぁ!!でも、面白くないわけではなかったでんすが、途中から「あれれ??」と。そんなのありかぁ!?ちょっと無理しちゃったのではないでしょうか?と、言いたいところもありますが、ラストに向かってまっしぐらって感じです。bugシリーズとあわせて、目が離せない!!次も楽しみです。
たったひとつの戦う『理由』
★★★★★
前巻、前々巻と外伝的な話が続いていましたが、今回久々に『薬屋大助』の話になっていました。いままで完全には折れることのなかった彼の心、その挫折と、逃げ出した先で逢遭った一人の少女から得た『答え』。そういったものが懐かしの(と言うほど昔じゃないけど)キャラ大集合な感じを交えつつ描かれています。メインで描かれているのはほとんど新キャラですが。
あと、目次をじっくり見ると軽くネタバレる恐れもあるのでスルーしたほうがいいかも。
挫けた夢と新たな夢
★★★★★
ようやく、かっこうが活躍する話になりました!が…最大の試練が待ち受けています!そして彼が選んだ夢は…果たしてクリスマスで詩歌との再会は出来るのでしょうか?希望が持てるラストなので今後の展開が楽しみです。