カムイ”外伝”は、抜忍カムイを追ったエピソード集です。
彼の抜忍としての戦いが続いている限り、終わりは来ません。



「伊児奈」
「上意異変」
「吸血」

が第１２巻に納めらています。

「伊児奈」は、伊賀の里の幼馴染が同じ抜忍として再会する物語です。抜忍が心を許せるのは同じ抜忍だけなのでしょうか。

「上意異変」は、追忍に傷つけられたカムイを武家の娘が助けたところから、その藩のお家騒動に関わることになりました。カムイの故郷日置にも似たシチュエーションです。

「吸血」　旅の途中に尋ねた地域に吸血鬼騒動が起きていました。剣の道を極めた男が老いの恐怖に苛まれます。次々と挑戦者がやってきます。闘うたびに、衰えを感じ、不安が増してゆきます。この老剣士には意外な秘密がありました。

★☆★「決定版カムイ伝全集」（決定版カムイデン全集 カムイ伝 外伝 11巻セット）が出てしまった現在に於いて、
この『叢書版』の役目は、もう済んだのかも知れません。

◆『┃カ┃ム┃イ┃外┃伝┃』とは･････ 　理不尽とも云える忍者社会に属してしまった主人公“カムイ”。 　
　彼が“抜忍”となってからの苦悩と、彼を取り巻く“人間模様”を描いたエピソード集。 ∴∵∴∵

この巻で最終巻となり、一旦終了ではありますが、カムイの旅は、まだまだ続いております。

『カムイ伝第二部』、『カムイ外伝』の新作、『カムイ伝第三部』へと・・・カムイの旅は、まだ終わらない・・・

この『叢書版』シリーズ、せめて表紙は作者の原画を使用していただきたかった。
だが、この表紙も渋い魅力があって良いとも思う。

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┃◆カムイ外伝(12)〔小学館叢書〕白土三平★【伊児奈】【上意異変】【吸血】を収録。+o。。o+゜゜+o。。o+゜゜
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　きっかけは映画でしたが面白くて全巻読みました。
　常にさまざまな追手に迫られますが、カムイの強さの前ではそれほど恐れることはありません。
　周囲にいる脇役になって「カムイに触れていたい」「無理だけどどこまでもついていきたい」と思わせる人間的で孤高な
魅力がカムイにはあります。
　カラスや野良犬、田んぼや街の風景の中から、武士や労働者のあり様まで、江戸時代をダイレクトに味わうこともできます。

世の不条理、自由への戦い、人間の本質といったものがすべて含まれていて漫画では収まらない大作。

世の不条理、自由への戦い、人間の本質といったものがすべて含まれていて漫画では収まらない大作。