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海獣の子供 3 (IKKI COMIX)

価格: ¥750
カテゴリ: コミック
ブランド: 小学館
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海そのものを写しとるような・・・ ★★★★★
この巻を読んでみて。
海に初めて足を踏み入れたとき、その冷たさと懐かしさにとても
不思議な気持ちになった記憶が、よみがえってきました。

道なき道へ躊躇無く踏み込む琉花。それは潔さなどではなく、自分のミッションを
忠実に再現する当然の行動と感じました。魂が海の中に転がっていなくても。きっと。

そして2回目は命さえも厭わぬ、本当の旅立ち。
過去へ、そして自分へ、さらに宇宙の奥へ。

こういった表現が正しいかどうかは分かりませんが、五十嵐作品にどっぷり首まで
浸かって出られない読者のたわごとです。そりゃあまじめに読めそうですか?

宇宙と 海と 人。
とても深遠なテーマながら非常に安心して身をゆだねて読み続けていきます。
海と空の美しさの裏側、ダークサイドにせまる恐怖の第3巻 ★★★★★
海の美しさの裏側、ダークサイドを全面に打ち出しており若干ホラーの要素すらおびてきた3巻。
生命の神秘宇宙のなぞにせまるのにさけて通れない道といいましょうか?
きれいごとだけではすませない五十嵐大介ワールド全開。
消えた空に続き海までも・・・彼らの過去があきらかになるにつれてますます深まるなぞ。
死者を迎える舟、ウバザメに喰われた男、古代大陸、ブラックマンタ、世界地図、クジラの歌・・・。
子供の頃、自分がどこからやってきたとか考えて眠れなくなった永遠に続く様な夜の恐怖を思い出しました。
ミクロ(内)からマクロ(外)そしてふたたびミクロの世界へ・・・永遠に繰り返されるなぞ、そして恐怖。
そのなぞは流花の体内から音となって広がり次巻に続く・・・。
21世紀の『海のトリトン』 ★★★★★
待望の3巻にして謎は深まり、時間軸は錯綜する。1、2巻である程度は物語の方向を
示唆してあるので3巻目ではさらなる布石が散りばめられた。「うみ」と「そら」を
中心にしながらも群像劇になりそうな予感がしてますます味わい深く詩情に溢れる
言葉に感嘆する。

しかして、ふと思い至ったのが「これって、手塚の”海のトリトン”じゃん!?」と
「うみ」と「そら」はさながらトリトンと人魚のビビ!

いずれも海に人間の起源と未来を同時に見る物語である。活劇としての「トリトン」に
対して博物学的展開の伝奇ものになっている「海獣の子供」。。。そしていずれも
「海を畏れること」が主題である

山下和美の「不思議な少年」が”火の鳥”であるように、静かながら確かに手塚の
後継者たちが育っている。4巻が楽しみ!
★★★★★
ヒトの眼。クジラの眼。
大きさは違えど、そこに宿る光は似ている。
ブラックマンタの腹に浮き出た2つの神の(?)眼。
海の眼、空の眼、琉花の眼。

五十嵐大介の描く「眼」は強く、なみなみと感情、意志、あるいは何かをみなぎらせている。
まるで溢れる海原みたいに。


恐ろしい世界へ! ★★★★★
とにかく、怖かった!
話は佳境に差し掛かり、登場人物が巡り会った理由も明らかになってきましたが、日常とは全く異なる未知の世界が描かれているので、「こんなこと、描いていいのだろうか?」とドキドキするような怖さを感じる三巻です。
作家とは、「自分の世界」を描き出すのが仕事ではありますが、
五十嵐大介という作者の描く、「自分の世界」はあまりに奥が深く、読んでいて、「よくここまで描けるなあ・・・」と他人事ながら心配になるほど。
「魔女」を読んだ時にもそう感じましたが、「海獣の子供」は話が進むほどどんどん奥の深い、未知の世界が描き出され、勝負をかけ描いているのだろうなあと思いました。
果たしてここまで踏み込んでいった未知の世界、読者が納得いく結末をつけることができるのだろうか?・・・
この先を読むのが、怖いような楽しみのような読後感を味わった三巻でした。
お気に入りです ★★★★★
枝がとっても気に入っています。永久保存版として購入しました。大切にします!