私のような、自分がそうなってしまった人にお勧めなのは勿論ですが
会社で部下を持つ管理職の立場の皆さんにもぜひ読んで欲しい。
部下の能力を引き出すのも潰すのも上司次第ってトコ、ありますよね?
うつの事を書いた本は沢山ありますし、参考にもなったと思いますが、原因のはっきりしている私のような内因性ではないうつは、一般論を幾ら頭に入れても仕方がありませんでした。例えば更年期うつや内因性のうつとは、治る過程が違うのです。薬だけで治るものではありませんし、燃え!尽きた後、仕事に復帰するには再発の可能性を下げる為にも、ストレスの上手い逃がし方が必要になります。この本では、燃え尽きに焦点を当てて書いているので、読んでいて思い出しては苦しい部分もありましたが、為になったと思います。
苦しい時でも読み易いように、簡潔に薄く出来ているので、危険のある方やこれから復帰を目指す方に手にとって欲しいです。
まだまだこの分野の本は少ないので、もっと、燃え尽き症候群(バーンアウト)の為の良書が増える事を期待します。