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私家版鳥類図譜 (KCデラックス)

価格: ¥1,000
カテゴリ: コミック
ブランド: 講談社
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緻密かつ幻想的な描写が生きる名作揃いです。 ★★★★★
(鉄腕アトム)でお馴染みの手塚治先生が鳥類の壮大な物語集を描いていましたが、諸星大二郎先生も描いていました、放射能で汚染をされ地下に生き残った人間達、空を知らない彼らはそこで鳥に出会うが、、、中国の神話で登場をする始まりの女神が登場、人間を創造をするが、バベルの塔の様な異世界の物語り、鳥人間の娘に若者は惹かれるが、、、鳥と会話をする中国古代の巫女と大和の若者の物語り、廃ビルの屋上の貯水槽に巨大な鳥の影が、捜査をするうちに少年は驚きの真実を知る事となる、緻密に描かれた描写が生きる名作ばかりです、独自の世界観の描写は流石の一言、お勧めです。
いい ★★★★☆
 鳥をモチーフにした幻想・SF・ホラー。どれもなかなかにおもしろいが、塔の鳥の話がやはりいちばんSFっぽくてベストだった。山尾悠子の短編に同じような話があってそっちのほうがすごいけれど、こっちもなかなかにすごいんではないでしょう。かなり癖があるものの、希少な書き手だと思います。
自由奔放な想像力の作品集 ★★★★★
 鳥は飛ぶ。高く上がれば世界の展望が開け、低く下がれば現実の細部が示される。ヘルマン・ヘッセは『鳥は神に向かって飛ぶ』と書いた。諸星大二郎の鳥は、迷宮に向かって飛ぶ。そこに、この独自な作家の現代性がある。情報という迷宮の社会を生きる、読者の共感を呼ぶ。鳥とは、私たちのことではないだろうか。作家のジャンルを横断する、自由奔放な想像力が、力強い励ましを与えてくれる作品集である。日本のマンガという文化の最高度の達成がここにある。
諸星氏の待望の新刊 ★★★★★
雑誌を別にすれば長らく沈黙を守っていた諸星氏の待望の新刊です。本書の六羽(6話)は『モーニング』で2000年から2002年にかけて発表された”鳥”をモチーフにしたホラー、SF、ファンタジー作品です。

あとがきによれば、諸星氏は「特に取り好きだというわけではない」とのことですが、「火の鳥」をはじめ鳥に並々ならぬ関心を示した手塚治虫の『鳥人大系』を思い起こさせ、どこかしら懐かしい気がします。
私のお気に入りは「白鳥伝説」を下敷きにした第5羽「本牟知和気」と「ハルピュイア」の登場する第六羽「鳥を見た」ですが、皆さんはどうでしょう。