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ミミア姫( 3) ミミア姫の旅立ち〜いちばんさいしょの物語〜 (アフタヌーンKC)

価格: ¥1,400
カテゴリ: コミック
ブランド: 講談社
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愛を形にしたらこの漫画になる。 ★★★★★
たくさんの愛で出来た漫画。無上に美しい物語。
月並みな言葉だが、まず出てくるのはこんな言葉しかない。

作品への愛、読み手への愛、世界への愛。読んでいるとそれらをひしひしと感じる。
愛人(AIREN)を読んだときは、人を愛したくなる漫画だと思った。ミミア姫は、世界を愛したくなる漫画だ。

1,2巻で描かれるのはただひたすらに優しいミミア姫をとりまく世界。
だが、この作品が美しいのは、綺麗ごとばかりを描いているからではない。3巻において、天国のようなミミア姫の世界にも、憎しみ、悲しみ、理不尽な死、絶望(つまりは、私たちの世界に当たり前にあるもの)が影を落とす。

そういうものをひっくるめて、それでも世界は愛しいものなのだと、高らかに謳っているから、この作品は美しいのだと思う。

世界に憎しみと絶望が溢れていることが真実なのと等しく、世界に愛と希望が溢れているのもまた真実なのだと、この漫画は気づかせてくれるのだ。

愛や希望を真っ当に語る作家は少なくなったと思う。田中ユタカの作品は、パンドラの箱に残った最後の希望のように、小さくとも力強い光でこの世界を照らし続けていくだろう。

ミミア姫( 3) ミミア姫の旅立ち〜いちばんさいしょの物語〜 (アフタヌーンKC)


もはや漫画ではないです。 ★★★★★
田中ユタカ先生の力作とあって、購入しました。連載は読んでいなかったものの、Twitterでフォローしていたので、気になって読破しました。
もう、これは、漫画のレベルではありません。漫画の形態の一大叙情詩です。一体、どうすれば、こんな漫画を書けるのか。故・石ノ森章太郎先生レベルのスケールと比べると何ですが、それに匹敵するほど凄いとしか言いようがありません。
「愛人」もそうですが、田中先生は、まだまだ高い評価を得るべき人だと感じ取った作品です。ぜひ、興味のある方は、「ミミア姫」を全巻セットで購入してください。後悔はしないと思います。
愛は溢れていますが… ★★★★★
皆さんの言われる通り、作者の傑作の一つと思います。 ただし、愛人でも書かれていますが愛は同族 同種族?に対してだけです、異なる物に対しては容赦ない力で排除します、あのノロイではなく黒い天使の一方的な力でです、今作品でも所々血のの匂いと絶望感は有りますが、それでも傑作には違いありませんし、多少の謎解きらしき事柄も有りますが、昔話よりは神話の類として考えれば又面白くも有りま、まあとにかく一度ご覧あれ。
この作品はレビューで評価できない。自分で確かめるべし。 ★★★★★
本作の内容に言及することも、評価することも、私の身には余る。
しかし、万一、本作の購入を迷っている人のため、
また、このアマゾンのレビューがファンの交流の場でもあると思うため、
感想を書き留めておきたいと思う。

<帯>
「田中ユタカ 最高傑作完成! ・・・ここに堂々完結」
<表紙>
 美しいマントをまとった、美しい少女のイラスト。
 「ミミア姫3 ミミア姫の旅立ち 〜いちばんさいしょの物語〜 田中ユタカ」

「帯に『最高傑作』って書くなんて、なんじゃこりゃ!?
「表紙は、ミミア姫なんだけど、もう子供じゃないの?」
「『旅立ち』って? ええっ?」
そうした疑問は、本作を読めば決定的に打ち砕かれる。
この表紙、この帯しかあり得ない、そう感じさせる。

この世界のなぞ、ミミア姫が翼を持たない理由などは、
ある意味で、解き明かされる。
ミミア姫の日記帳の文体(1人称の物語)というスタイル。
美しい絵と物語。良心的に作られた装丁、印刷。
それらは1、2巻と変わらない。
それらは維持され、より洗練され、完成度は限りなく高い。
ミミア姫を含むこの世界についての「物語」が完結を迎えているのは確か。

そして、なによりも、物語が、とても美しい結末を
迎えていることが喜ばしい。

各自がそれぞれの楽しみ方ができるだろう。
それ以上、本作の内容に言及するのは恐れ多い。
(本作品を楽しもうとしている人たちの楽しみを奪いたくないとも思う)

※ あの有名な、「読み切り版」の「ミミア姫」。雑誌に収録されていたものが、
 この単行本に、再掲されている。 本編とあわせて、楽しむことができる。
 (これも「ネタ」に言及するのは恐れ多く、差し控えたい)。
作者の血肉が込められた渾身の力作 ★★★★★
1・2巻が主人公目線だったのと違い、3巻では視点や時間軸が変化するため難解な作品です。
それでも、作者の血肉が込められた渾身の力作であることは疑いがありません。
話だけでなく、根底に流れる愛、コマ割、台詞、絵柄、表情は秀逸です。
全体を見るのではなく、登場人物の誰か(私は姫の父でした)に感情を投入すると、
感情の機微が尚一層伝わってきて、作者の力量に感服させられるはずです。
泣きたい時にどうぞ。