どこまでもどこまでも行く
★★★★★
待望の8巻でした。
二鳥くんに高槻くん、二人とも覚悟を決めましたね。
高槻くんは一歩ずつ、二鳥くんは一気に行くんですね。
「放浪息子」を読むたびに思うのですが、
自分の好きなこと(人を傷つけることではなく)をしたい、
と思うことが、世の中との戦いになってしまうとしたら。
この8巻のラストページは厳しいですが、この二人がなぜ、
こんな戦いをしなければならないのか。
私たちは今、自由なようで意外とそうでもない、ということか。
それにしても136ページは、ここは、すごいなあ。
さわやかな表現に息をのみました。
この二人の関係はなんと言ったらいいのでしょう。
志村さんにお願いです。
くれぐれもお体に気をつけて、どこまでも描き続けてください。
また盛り上がってきました!
★★★★★
中学生編に入って、すこし落ち着いてたけれど
また、どんどん面白い展開に。
高槻くんと、にとりん(二鳥修一)の2人に関わる人が
また増えていき、人間関係も複雑?になってきています。
『敷居の住人』ファンには嬉しい新キャラ登場。
さらに小学生からの同級生の土居(千葉さおりに片思いしてた男子)が
あるキッカケにより、にとりんに関わろうとしてきます。
そして
土居の影響や、高槻くんの行動により
にとりんは思い切った行動にうつる!
あぁ〜〜〜はやく続きが読みたい!
土居は何を考えているのか。
にとりんの、この行動によって周りの人との関係が
どう変わるのか楽しみです。
女の子になりたい気持ちは止められない。ついに実行なニ鳥くん。
★★★★★
本巻より中学2年生に進級した面々。
よしのはさおりと仲直りしてひとつ悩みが解決した・・・と思ったら、ちーちゃんが男子の制服着て学校に来てるのが羨ましくて仕方ない。
さおりは新学期早々、苦手なちーちゃんと同じクラスになるわ、ニ鳥くんが付き合っている安那ちゃんとカラオケしなきゃいけなくなるわで不機嫌全開。
安那ちゃんは年上の余裕で悩めるニ鳥くんを「妹のように可愛がり」、女の子の服を着たい・・なんて話したら嫌われてしまうかも。という二鳥くんの心配も杞憂に終わる。
そして肝心要のニ鳥くんは女の子の服を着たい気持ちが抑えられなくて、周りの女の子たちにご相談。
「心は完全に女の子」のニ鳥くん。
友達は相変わらずの女の子ばっか・・・ですが、周囲の女の子たちとはいずれも「姉妹のような関係」(ニ鳥くんのほうが「妹」ですね)。
実のお姉ちゃん(真穂お姉ちゃん)よりも遥かに優しい「義理のお姉ちゃんたち」の理解を得て(←幸せ者だ)、いよいよ「その日」が到来です!