3巻で登場した力のある目が印象的だった安那ちゃんは
予想通り活躍(?)しています。
志村貴子さん、登場人物の一人一人をとても楽しんで描いていると思う。
この巻の初めのほうは某水性マーカーか何かで描いている気がします。
今回は本当に切ない感じですが、それでも笑いがあったりしてバランスの取り方が上手い漫画だなぁと実感しました。
友達の何気ない一言で相手を意識してしまったり、友達と思っていたのにいつの間にか惚れていたり…
物凄い複雑な恋だけど、大人の泥沼な恋とは違って純粋という感じ。
だけど変にファンタジーじゃない、リアル性がありつつも親近感のある恋でした。
作者のちょっぴり切なさをかもしだす絵の描き方が大好きで、所々みせるキャラの笑顔や赤面顔がすごく癒される絵柄で、
切ないけどどっぷりダークというわけではない感じで見ていてもどかしさと元気が同時にでてくる感じです!
本当に純粋な恋だなぁっと思える感じで気づけば涙がぽろりとたれていたりします…
また主人公じゃない脇役(映画でいうと助演俳優みたいな)キャラにもちゃんとスポットをあてていて、
その各キャラに愛着がもてる仕上がりになっています!
それに少年漫画でありがちな“いつまでたっても年齢が上がらない”というのもなく、
ちゃんと今作の最後のほうではいよいよ中学生へ!といった感じです。
年齢が上がり、小学生から中学生。恋の価値観とか男女関係とか今後どう描くのか注目です。
ストーリーモノなので興味を持った方は1巻から是非じっくりと見てください!
主人公を含む各キャラにマジメに愛着をもてる、ストーリーだけじゃないキャラ設定までにも惚れこみます!
読み終わったあと、本当に「早く次の話が見たい!!」と思える作品ですねっ