やや迷走ぎみ?
★★★★☆
なんというか、「ん〜、、、」という感じ。
男の先生の内面描写とか、芸能界のあんなちゃんとか、劇とか、サブキャラ同士の友情とか、その他同級生のいじめとか、いろいろキャラ増やして内容を入れすぎて、ここにきてちょっと消化不良ぎみになっている感があるような、、、
しかし、あいかわらず読ませることに変わりはなく、もっとも次巻が待ち遠しいマンガの一つ。主人公の二鳥くんの姉下着(ゴールドクロス)装着を記念して、星4つ。
あれ?パワーが・・・
★★★★☆
正直「あれ、パワー落ちた?」って感じです。
個人的には、志村貴子さんの魅力って『余計なセリフやモノローグが一切なく、だからこそ一つ一つのセリフやモノローグがメッチャ光る』所にあると思っています。(絵の上手さは言うに及ばず!)
けれども、6巻は「そこまで言わなくていいよ〜」っていう場面が結構あって、昔の『ちょっと不親切』と言われていた頃が懐かしかったです。(その点で☆4)
とは言え、さすがは志村貴子!全体的に水準が高い。そこがスゴイ!
内容はかなりヘビーなのに(自分が二鳥姉ならやってられねえし、二鳥弟でも色々と・・・)
でも読後に甘酸っぱい爽やかさを感じるのは何故だ・・・?
チクショウ!やっぱり大好きだ!
揺れ動く心の狭間で
★★★★★
まず作者様。
志村貴子、少年少女の心の描き方があまりにも秀逸。
純粋で、清らかで。そして独特の間と登場人物の表情から香り立つ空気感。
色でたとえると、白でも黒でも赤でもなく、水色、といった感じ。
これだけでも見るべき価値を見出せる志村漫画。そのなかでも、この『放浪息子』は飛びぬけてると思う。
今巻について。
中性的な美少年と美男子な女の子。
だが、この美男子・高槻よしみ、二鳥・千葉に比べ若干精神的に子供。
肉体的には成長し、それに伴う悩みもありますが、心は無邪気で幼さが残ります。
次第にずれが出て今にいたり、仲良し5人の関係は少しいびつになり
私の中ではすっかり千葉さおりが主人公です。
これから先、高槻よしみが自分の心をきちんと捉えることが出来たとき
間違いなく再び千葉さおりとの戦いの火蓋が切って落とされます。
どうかそれまで、5巻6巻のような
不安定で、愛しさと切なさにまみれた思春期ライフを眺めていたい。
読んだら取り憑かれます。心もやもやふわふわ。成長前の男女だからこその、このストーリー。
忙しい毎日にこそお勧めしたいです。
何回も読みたいマンガです
★★★★☆
夏休みと文化祭の内容がみっちりで、以前よりも話の進み具合がゆったりしています。
この巻ではマコちゃんが活躍していますね。千葉さんとの絡みが多かったのですが、結構いいコンビではないかと思いました。
二鳥君は高槻さんにつられて段々と(可愛くなりたいと)自分に正直になっています。
他にも今まで接点のなかった人達が関わり合って、これからの話の広がりに期待が持てます。けれどもその分たくさんの人が出てきたので群像劇のような感じになり、二鳥くんや高槻さんの心情描写は少なくなっています。私はその部分が好きだったので、星を一つ引かせてもらいました。しかしそれを抜きにしてもとても面白いし、続きが今から待ち遠しいです。
アニメ化は近い、という読みは果たして当たるのか
★★★★★
漫画はキャラクターだ、なんてことはよく言われますが、『放浪息子』を読んでるとつくづくそう思います。
業界用語でいうところの「キャラが立ってる」。
ストーリー構成はお世辞にもうまいとは言えず、他の志村貴子作品に比べても、この『放浪息子』は行き当たりばったり感が強いです。
この第6巻も2回通読して、ようやく話が頭に入ってきました。
だけど、そういう難点をさしおいても星5つ献上してしまうほど、キャラクターに魅力があふれています。
主要キャラだけでも結構な数いるのに、一人として個性がかぶらない、というのはすごいです。
「あれ、ここんところ○○さん、ご無沙汰してるな」と思っているタイミングで再登場してくるあたりもよく心得てます。それも話にちゃんと絡んでいる。
二鳥くんの「衝撃ショット」あり、の第6巻。
どうぞご堪能ください。