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BECK(20) (講談社コミックス―Monthly shonen magazine comics (KCDX1924))

価格: ¥530
カテゴリ: コミック
ブランド: 講談社
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STREET FIGHTING MAN ★★★★★
日本では認められないBECK。
仲間は増えてきています。
竜介がNYから到着。
バンドの存続が懸かるここ一番のライブに酔ったまま登場。
エディと約束したストーンズのイントロが奏でられます。
「ストリート ファイティング マン」
暴走する竜介のギター。しかし物凄いサウンドです。BECKの4人が暴走する竜介についていきます。
やはりバンドというのは出会いで生まれるものなんでしょうね。
カムバックを果たしたBECK。
フル・アルバムの計画を建てていたLFLの担当プロデューサーが会社と意見が合わず退社、独立。
「日本で無理なら、海外でCDを出せ。」
BECKを巡って、忘れかけていたロック・スピリットを思い出したようです。
しかし、この手法は悪くないのかもしれません。
BECKはモンゴリアン・チョップ・スクワッドとして、アメリカでは既に受け入れられていましたし、
最初から日本より海外で認められていましたから。
面白くなってきました。

竜介、復活 ★★★★★
コユキはあの夢を見る。その後に前回ライブで失敗した死亡遊戯のイベントに出ることになった。そのイベントに出る直前に竜介からコユキに、イベントの日に日本に帰るという電話が入り、そのイベントで竜介はエディと約束していた曲をやる。

BECKが再始動し、次の21巻が早く読みたくてたまらなくなります。

きたぜ再始動! ★★★★★
 当初の予定ではグレイトフル・サウンドぐらいで完結させるつもりだったと作者ハロルド作石は語っていた。結局物語は続いたものの、最近は竜介の離脱やエディの死、更には真帆の留学など物語は明らかに失速していた。19巻はTシャツ付き限定も発売されたが、正直内容はグッとくるものに欠けていた。それまでは新刊が発売されるたびに最初から読み返すぐらいだったのに、さっと読んでそのままだった。

 ところが、この20巻は凄い!これまでは失速していたのではなく長い伏線だったのである!大きな成功をよりドラマチックに見せるための不遇のトンネルをいよいよ脱さんとばかりに物語は再び大きく動き出した!ちなみに細部の三国志ネタも充実。チャイニーズ・ブッキーはバナナマンによるサンボマスターのような感じか?音楽の方向性では、これまで明らかにアメリカ志向だったBECKがイギリスも視野に入り始めているのが興味深い。確かに近頃ではイギリスでもやんちゃなバンドが受け入れられているし、そこら辺に呼応する作者の力量にも頭が下がる。そんなところも音楽マンガとしての過去最高の完成度に起因していると思うが、何より単純にマンガとしてだけでもやはり傑作だと再確認した。とにかくアニメ版もスタートし『BECK』は今再びパワーが漲っている。最高だ!もうまた最初から読み直さなきゃ気が済まないよぉ!

 そういえば最近、武藤副番に替わって黒沢さんよく出ますね。