BECKが再始動し、次の21巻が早く読みたくてたまらなくなります。
ところが、この20巻は凄い!これまでは失速していたのではなく長い伏線だったのである!大きな成功をよりドラマチックに見せるための不遇のトンネルをいよいよ脱さんとばかりに物語は再び大きく動き出した!ちなみに細部の三国志ネタも充実。チャイニーズ・ブッキーはバナナマンによるサンボマスターのような感じか?音楽の方向性では、これまで明らかにアメリカ志向だったBECKがイギリスも視野に入り始めているのが興味深い。確かに近頃ではイギリスでもやんちゃなバンドが受け入れられているし、そこら辺に呼応する作者の力量にも頭が下がる。そんなところも音楽マンガとしての過去最高の完成度に起因していると思うが、何より単純にマンガとしてだけでもやはり傑作だと再確認した。とにかくアニメ版もスタートし『BECK』は今再びパワーが漲っている。最高だ!もうまた最初から読み直さなきゃ気が済まないよぉ!
そういえば最近、武藤副番に替わって黒沢さんよく出ますね。