中学生の頃は、性に目覚める年頃でもあります。
周りのきれいな女性の前では、格好つけたくなりますね。
コユキの可笑しさは、格好良さと裏腹に進んでいくところでしょうか。
学生時代のロック・バンドは、何故か不良達と近距離にありますね。おまけに、学校にギターを置いているんですね。詰襟とギターという組み合わせ。
真面目な生徒は余り関わりません。ギターを弾いていると、そういう連中に目をつけられたりします。
コユキのようなタイプは珍しいでしょう。このタイプに目をつけたのは著者の慧眼だと思います。
この３巻のエピソードを加えたことで、昔を思い出した人が多くいるのではないでしょうか。
ギターとコユキとＢｅｃｋ。糸が絡み始めました。

正直この漫画はカッコイイ。作者がホントにロック好きなんだなぁってつくづく思います。
この漫画のいいところはだらだらとストーリーが進行していくのではなく、毎回何かのアクシデントが起こりそれをバンドメンバー全員で解決していくというところにある。

バンドの楽しさ、難しさが良く描かれてると思います。

実名の人物、ジミヘンとかニルヴァーナの名前等が出てくるので、洋楽好きは特にこの漫画にははまるね。

今度マッドハウスからアニメ化されるらしいけど、そっちのほうはあまり期待できないかも。この作品の音楽性を本当に表現できるのか、普通の日本人では無理でしょう。