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エコノミカル・パレス (講談社文庫)

価格: ¥420
カテゴリ: 文庫
ブランド: 講談社
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あまり面白くない ★★☆☆☆
初めて読んだ角田さんの本。
こんなものなの?と思ったのだけ覚えています。
最近、対岸の彼女を読んで角田さんの力を思い知らされました。
この本はお薦めではありません。
この世界の住人は間違いなく、この作品は読まないだろうな ★★★★☆
今風に言えば『ニート』、
崩して言えば『ひも』と、その彼女のお話。

個人的に、あまり好きではないタイプの人種のため、
現世界において、直接の接点は避けている。だから、
当然の帰結として、読んでいて登場人物に対して、
イライラし通しだった。

裏返せば、それだけリアリティー溢れる姿に
描けているわけであり、イコール秀作と言えるのだろう。
同作だけでなく、別の作品も読みたくなりました。
一度、読んでみることにします。
佳作と言っていいだろう。 ★★★★☆
金と精神状態にまつわる青春小説と言えばいいのだろうか。
お金があっても幸せになれない、でもお金がなくちゃ生きていけないという現実を、女性の視点から見事に描き出している佳作。
角田光代の小説は、作者自身の旅行体験に根ざしているせいか、実に異国情緒にあふれているのにリアルな生活にも根ざしているという、不思議にパラレルなトーンを帯びている。
佳作と言っていいだろう。
お金…? ★★★★☆
すごくお金が細かく出てくるお話です。
ここまで買ったものの値段が詳細に
書かれている本、今までに見たことがありません。
でも、それが登場人物たちの「迷い」に
繋がっているので、必要なことなんですよね。

最後、このあとどうなったんだろうとすごく
思ってしまうのですが、フリーター・ニート、それに
ホームレスの人々など、今を象徴するような
お話だと思います。
フリーターのリアル ★★★★☆
へたれほど魂を云々する。いやはや自分ことを書かれているような気分にもなるが、これって癒されているってことか? 「ニート」などというネガティブキャンペーンでレッテルを張られている若人たちの多くは、この「魂」を追求する求道者かもしれない。吉本隆明は正しくもいっていたな。「引きこもれ!」と。
というようなことを、軽々に書いていると一応正社員たる者は石もて追われることになる。勝ち組とはまず正社員なのであるという現実が厳然とある。労働組合は正社員の利益を守ることに汲々している。今年初めて連合が、パートの組織化を打ち出したが、さて成果はいかに。そういえば連合のポスト笹森体制となる会長選挙では、対抗馬にパート労組を糾合した女性候補が参戦していたな。
本書はフリーターの精神現象を実にリアルに追っている。主人公が魂と共に体まで売りそうになる精神プロセスを描いて間然としない。微温的なやさしさやになど目もくれず、時代の「リアル」に向き合う作家としての勇気にも欠けてはいない稀有な作品だ。