ラノベ原作の漫画は、たいてい不十分な出来の作品が多いですが…マリ見ての漫画は違いますね！
私も最初読んだとき予想以上の出来に驚きました。

作者のキャラを愛してる部分がよくわかります。
由乃さんは愛されすぎて反則的に可愛くされすぎですが（笑

最初に比べると絵も上手になってきましたね！
この漫画の絵柄って男でも親しみやすいのではないでしょうか。
躊躇しているマリ見てファンもしくはマリ見てを読んでみたい方は、ぜひぜひ手に取ってご覧になってください。

原作小説版「ウァレンティーヌスの贈り物(後編)」の漫画版。アニメ版で言うところの「ファースト・デート・トライアングル」「ごきげんよう、お姉さま」「紅いカード」にあたり、祐巳、由乃、志摩子、美冬それぞれの視点で描いた短編4編という構成です。
今巻はオリジナルのシーンが数箇所有り、蔦子さんや由乃さんの服装、髪型に変化が見られたりと長沢先生独自の色も徐々に濃くなってきた印象です。しかし「令ちゃんが悪い」の件りは何で変えちゃったんでしょうか。「紅いカード」が最後に収録されているという順序もやや気になるところ。
絵柄に関しては前巻同様に小ざっぱりと安定した絵柄で好感が持てました。特に表紙は漫画版マリみて歴代最高の出来では無いかと。美冬さんの目は若干怖いですが…