いろいろな情報盛りだくさんです
★★★☆☆
すき焼きというテーマでこれほどの分量を書き上げたという著者にまず脱帽です。すき焼きの歴史、牛の血統、各地に最近現れた有名なブランド牛(米沢牛、前沢牛、近江牛など)についてのその歴史的な経緯、そして有名な東西のすき焼きレストランの具体的な紹介と盛りだくさんです。一番参考になったのは、著者が実際に経験した、和田金を含めた各有名店での実際の作り方についての詳しい描写です。割り下を使って肉を煮るのか、それともしょうゆ、酒、砂糖で肉を焼くのかというのは、重要な差異ですからね。なんか最後は、ちょっと三田会の宣伝みたいな感じになってしまったのは、ご愛嬌ですか。