インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

牧師館の殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

価格: ¥903
カテゴリ: 文庫
ブランド: 早川書房
Amazon.co.jpで確認
ミス・マープル最初の長編作品 ★★★★☆
マープルものは本格推理作品の色合いが薄いものが多いが、その点、本書と次作「書斎の死体」「ポケットにライ麦を」の3作が論理の筋道がきちんと整っている点で群を抜いており、犯人の意外性とトリックの点でも優れている。(私はマープルものでこの3作だけ、犯人を当てられなかった。)

とはいえ、これはあくまでもマープルものの中での話。犯人は意外だったが、ありきたりと言えばありきたり。
もしも作者作品ベスト10を選ぶとしても、私が読んだところではマープルもので入るとしたら「ポケットにライ麦を」ぐらいだろう。

なお、本書では人道主義者で死刑には反対のはずのヘイドック医師が、怒りのあまり真犯人を絞首刑に追い込むために逮捕に協力するところが面白かった。
マープルものとしては珍しい本格もの。 ★★★★☆
ミス・マープル初登場作品にして、マープルものとしては珍しく本格ものとして楽しめる作品。
クレメント牧師を記述者として、主観が交りまくった描写も面白く、読み物としても充分楽しめる。
マープルものベスト3としてお薦めする。

なお、自殺の最も多いのが15〜16歳で自殺から他殺に移行するのは遠くないとか、その行為は道徳的欠陥によるものではなく生理的欠陥、つまり病気であり処罰されるべきではないとか、現代の日本で多く論議されていることを、既に約80年前のイギリスの片田舎の医師を通じて語らせているのが興味深いことである。
登場人物や村が魅力的 ★★★★★
 嫌われ者の村の退役大佐が牧師館の中で殺される、という、珍しくもない推理小説。だけど、なぜか引き込まれてしまう。ミス・マープルやクレメント夫妻をはじめとする登場人物や作品全体の舞台であるセント・メアリ・ミード村の雰囲気が魅力的だからだろうか。
 作中でマープルが「人間性の研究」という言葉を使っていたと思うが、これがマープル・シリーズ全体のテーマになっていくようだ。
牧師の知人としてのミス マープル ★★★★★
ミス マープルものは、イギリスの文化、風土とを知るのによい。
特に、牧師がよくでてくるし、牧師の住んでいる家もよくでてくる。
本書はその代表例でしょうか。

人間性の観察にたけたミス マープルものを呼んでおくと、イギリスでの会話に役立ちます。
海外文学を、その国にいくときの話題のためにぜひ読むことをお勧めします。
イギリスの文化と牧師 ★★★★★
ミス マープルものは、イギリスの文化、風土とを知るのによい。
特に、牧師がよくでてくるし、牧師の住んでいる家もよくでてくる。
本書はその代表例ともいえる。

人間性の観察にたけたミス マープルものを呼んでおくと、イギリスでの会話の話題としてはハリーポッタよりもよいと思う。
ハリーポッタは、魔法の世界なので、現実のイギリスの描写が少ない。

海外文学を、その国にいくときの話題のために読むのは邪道だとは思いますが、、、