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がちょうのアレキサンダー (ターシャ・テューダークラシックコレクション)

価格: ¥1,365
カテゴリ: 単行本
ブランド: メディアファクトリー
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   がちょうのアレキサンダーは、おいしいヘリオトロープパンジーが大好き。そっと畑に忍び込み、レタスとキャベツを食べ、洗って干してあったテーブルクロスの上をぺたぺたと歩き、わがまま放題。デザートにしようと思っていた大好物のパンジーを見つけて、思わず「ガァーア、ガァーア」と喜びの声を上げてしまう。

   アメリカを代表する絵本作家の1人、ターシャ・テューダーの初期の作品。自然や農村での日常生活をモチーフにした彼女の絵本は、愛情や優しさにあふれながらも、その描写は非常に細かく、観察されたリアルさを兼ね備えているのが特徴である。

   復刻版として出版された本著だが、黄色がかった紙を用いる、ページの隅を丸くカットする、などといった、ターシャの絵が持つ雰囲気を壊さぬための気配りがうれしい。そして、読み手に引っ掛かりを持たせる、独特のリズムを持った邦訳も、読む者に懐かしさを感じさせ、言葉の余韻を楽しませる。(田村恵美)

小さな女の子とがちょうの愉快なお話 ★★★★★
 ヘリオトロープ・パンジーが大好きながちょうのアレキサンダーは、フィローおくさんの花壇で見つけた、おいしそうな花がなかなか忘れられません。小さな女の子シルヴィー・アンとがちょうのアレキサンダーの愉快なお話。ターシャ・テューダーの初期傑作、「ターシャ・テューダークラッシックコレクション」の一冊。
いたずらなガチョウのお話 ★★★★☆
 この作品は、1939年の作品です。第二次世界大戦が始まったときの作品で、こういう作品が、自由に出版できるアメリカという国について、ディズニーのカラーアニメーションとか、「カサブランカ」のような映画が作成されていたことの懐の深さを思わずにはいられない。

 この作品も、我家には、どういう形でかは分からないが原語版があって、来春には大学を卒業して社会人になる長女が挿画を見ながら、親父(私だ)のつたない英語読解力に基づく「お話」であったが、今回復刻版を見ると、ま、間違っていなかったでしょうね。

 今、久々に見直してみると、犬のウイギーの犬種は不明ですね。コーギーでないことは明らかです。してみると、後にターシャの定番のコーギーは、1939年頃には登場していないのですね。

我家では、結果として、ターシャの作品に出てくる様々な動物を家族として迎え入れたけれど、この作品からは、さすがに、迎え入れられませんでした。しかし、ほぼ同じ年代の子供を持つ我家のおむかえのS医師は、広いお庭を持っているので、ガチョウを家族として迎え入れ、我家の子供たちは、遊びに行ったのでした。

 このお話は、まだ、デビュー直後(デビューは1938年の『パンプキン・ムーンシャイン』)の力みからか、やや、説教じみた話になっている。
 でも、今の日本の社会では、こういう部分も必要かもしれない。

 こんな作品を大人の私に言わせれば本質を外した「ターシャブーム」で盛り上がるよりは幼稚園や保育園に完備した方がいいと思うのですが。